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J-GLOBAL ID：202202282295232667   整理番号：22A0883572

顧客の潜在的な離脱を考慮したワイブル回帰による来店間隔の分析

ANALYSIS OF VISIT INTERVALS USING WEIBULL REGRESSION CONSIDERING LATENT DROPOUT

著者 (4件)： 阿部興 (神戸薬科大学薬学部) ,  佐藤由起奈 (中央大学理工学部) ,  作村建紀 (法政大学理工学部) ,  鎌倉稔成 (中央大学理工学部)
資料名： 計算機統計学  (Bulletin of the Computational Statistics of Japan)
巻： 33  号： 1  ページ： 49-57(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： L1432A  ISSN： 0914-8930  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 事業者が顧客との関係を管理する上で, 顧客の再度の来店や, 来店する頻度にどのような要因が寄与しているか見極めることで, 施策の改善や評価が行える. 本研究では, 顧客の来店間隔にマルコフ再生過程を仮定し, ある確率で来店というイベントの生起が停止するモデルを提案する. これは顧客の定期的な来店と, その停止 (離脱) という現象をモデル化したものである. 来店間隔の具体的な分布としてはワイブル分布を用い, 顧客の離脱に関してはベルヌーイ分布を用いる. そして, 顧客の離脱と来店間隔の分布の双方に対して回帰型の分析を行い, 両者に影響を与える変数について, 回帰係数とその信頼区間という解釈しやすい情報を提供する. パラメータ推定の安定性はシミュレーションによって確かめる. 提案するモデルの有用さと予測精度はヘアサロンの顧客データの分析から示される.(著者抄録)

シソーラス用語： *統計解析 ,  *統計学 ,  *計算機利用 ,  *消費者行動 ,  購買行動 ,  Markov連鎖 ,  Weibull分布 ,  確率分布 ,  回帰分析
準シソーラス用語： *計算機統計学 ,  Bernoulli分布

著者キーワード (6件)： Survival analysis ,  Customer purchase data ,  Pareto/NBD model ,  Survival analysis ,  Customer purchase data ,  Pareto/NBD model

分類 (3件)： システム・制御理論一般  (IA02010H) ,  その他の情報処理  (JE15050M) ,  市場調査,広告  (KA06030H)

引用文献 (4件)：

• 阿部 誠 (2007). 消費者行動理論にもとづいた個人レベルの RF 分析 : 階層ベイズによる Pareto/NBD モデルの改良. 東京大学 COEものづくり経営研究センター MMRC Discussion Paper No.183. http://merc.e.u-tokyo.ac.jp/mmrc/dp/pdf/MMRC183_2007.pdf (閲覧日 : 2018年9月4日)
• Fader, P. S., Hardie, B. G. S. & Lee, K. L. (2005). “Counting your customers” the easy way : An alternative to the Pareto/NBD model. Marketing Science, 24, 275-284.
• Huzurbazar, A. V. (2005). A censored data histogram. Communications in Statistics—Simulation and Computation, 34, 113-120.
• Schmittlein, D. C., Morrison, D. G. & Colombo, R. (1987). Counting your customers : Who are they and what will they do next? Management Science, 33, 1-24.

タイトルに関連する用語 (3件)： 顧客 ,  離脱 ,  分析