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J-GLOBAL ID:202202286062723091   整理番号:22A0939809

グルクロノキシランのナノテクノロジーへの応用

Applications of Glucuronoxylan to Nanotechnogy
著者 (5件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 27-32  発行年: 2022年02月20日 
JST資料番号: L7982A  ISSN: 2185-6427  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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広葉樹に含まれる主要なヘミセルロースである4-O-メチルグルクロノキシラン(GXと略す)が,疎水性物質を水へ分散する機能を有していることを見出した.分散される物質は,カーボンナノチューブ(CNT)の他,化学物質(色素や医薬品・化粧品)など広範囲な疎水性物質に及ぶ.今回の開発研究では,主にCNTの分散のメカニズムを解明するとともに,この分散技術をナノテクノロジーに応用して製品開発を行った.電気材料系のナノテクノロジーの分野では,静電気を発生しない透明プラスチックや電磁波遮蔽シリコーンゴムの開発研究を行った.さらにセルロースナノファイバーとのコンポジットには,電気特性のみならず,高強度,低熱膨張係数など多くの優れた特性のあることを見出した.バイオナノテクノロジーでの利用に関する研究では,単層CNTをガラス上に集積させた細胞の足場が,間葉系幹細胞を特異的に骨細胞に分化することを見出した.今後,GXは,医薬・化粧品,化成品,プラスチック,電池などの製造過程で広く使われるものと考えられる.(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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澱粉以外の多糖類  ,  木材化学 
引用文献 (12件):
  • 1) S. Iijima: Helical microtubules of graphitic carbon. Nature, 354, 56-58 (1991).
  • 2) A. Star, D.W. Steuerman, J.R. Heath, and J.F. Stoddart: Starched carbon nanotubes., Angewandte Chemie International Edition, 41, 2508-2512 (2002).
  • 3) 大阪府立大学,江崎グリコ,北村進一,寺田喜信,鷹羽武史,池田元英:水溶性キシランによる,難溶性または不溶性の物質の溶媒への親和性向上,特許第4775800号,2011-07-08.
  • 4) 寺田喜信,北村進一:多糖類によるカーボンナノチューブの分散・可溶化.「カーボンナノチューブの精製・前処理と分散・可溶化技術」,技術情報協会,東京,pp. 158-170 (2009).
  • 5) A. Jorio, R. Saito, J.H. Hafner, C.M. Lieber, M. Hunter, T. McClure, G. Dresselhaus, and M.S. Dresselhaus: Structural (n; m) determination of isolated single wall carbon nanotubes by resonant Raman scattering. Physical Review Letters, 86, 1118-1121 (2001).
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