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J-GLOBAL ID：202202291491954550   整理番号：22A1066891

ネットワークモデルを用いた屋内避難シミュレーションの高速化と粒子モデルとの比較

Acceleration of Indoor Evacuation Simulation by Network Model and Comparison with Particle Model

著者 (4件)： 石坂空大 (富山工高専) ,  大代浩一朗 (富山工高専) ,  中村紀香 (富山工高専) ,  伊藤尚 (富山工高専)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告(Web)  (IEICE Technical Report (Web))
巻： 121  号： 394(CAS2021 74-102)  ページ： 71-74 (WEB ONLY)  発行年： 2022年02月24日 
JST資料番号： U2030A  ISSN： 2432-6380  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本では地震や台風などの自然条件から多くの災害が起きている.またその際,商業施設のような集客施設では群衆がパニックになることによって起きる二次的災害が懸念されている.この二次的災害を防ぐためには群衆が円滑な避難行動をとることが求められている.我々はこれまでに粒子モデルを用いた避難シミュレーションを作成してきた.しかし,粒子モデルには粒子数の増加に伴って演算回数が線形に増えるという問題点があった.そこで本研究では,ネットワークモデルを用いた避難シミュレーションを作成し,シミュレーション時間の短縮を図った.また,粒子モデルとネットワークモデルの結果を比較することでモデルの評価を行った.結果として,ネットワークモデルでのシミュレーション実行時間は粒子モデルでのシミュレーションの0.02倍~0.06倍となった.また避難場所の各出口からの避難者数を比較したところ,粒子モデルと近い結果を得ることができた.(著者抄録)

シソーラス用語： *シミュレーション ,  避難 ,  数学モデル ,  エージェント ,  *自然災害 ,  防災 ,  人間行動 ,  行動科学 ,  評価 ,  時間 ,  防護施設
準シソーラス用語： *ネットワークモデル ,  *マルチエージェント ,  モデル評価 ,  二次災害 ,  群衆行動 ,  実行時間 ,  *避難シミュレーション ,  避難行動 ,  避難場所 ,  *粒子モデル

分類 (1件)： 災害・防災一般  (RA02010Q)

引用文献 (12件)：

• 一般財団法人国土技術研究センター,“自然災害の多い国 日本”, https://www.jice.or.jp/knowledge/japan/commentary09,(参照 2022-01-24)
• 内パニック心理学 (こころの散歩道)-新潟青陵大学 , http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/saigai/2011sanrikuoki_eq/panic.html,(参照 2022-01-24).
• J. Tanimoto, A. Hagishima and Y. Tanaka, “A study on the bottleneck effect observed in an emergency evacuation exit employed by multi-agent simulation and mean-field approximation analysis”, J. Environ. Eng., AIJ, Vol. 74, No. 640, pp. 753-757, June 2009.
• K. Tani, Y. Maeda and N. Ito, “A study of the evacuation behavior simulation to investigate the effect of concessions and obstacles”, 2013 IEEE 6th International Workshop on Computational Intelligence and Applications, pp.63-67, Hiroshima, Japan, July 2013.
• 谷賢太朗,伊藤尚,前田義信,“避難時における譲り合い行動の影響に関するシミュレーションと理論的考察”,電子情報通信学会論文誌A,Vol.J98-A ,no.3,pp.274-283,2015

タイトルに関連する用語 (4件)： ネットワークモデル ,  屋内 ,  避難シミュレーション ,  粒子モデル