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J-GLOBAL ID：202202294835574860   整理番号：22A1215541

アルカリリン酸塩結晶における振動スペクトルの再評価

Reassessment of vibration spectra in alkali phosphate crystals

著者 (3件)： Endo Jun (Graduate School of Science and Technology, University of Tsukuba) ,  Suzuki Yoshikazu (Graduate School of Science and Technology, University of Tsukuba) ,  Suzuki Yoshikazu (Faculty of Pure and Applied Sciences, University of Tsukuba)
資料名： Journal of the Ceramic Society of Japan (Web)  (Journal of the Ceramic Society of Japan (Web))
巻： 130  号： 4  ページ： 324-326(J-STAGE)  発行年： 2022年 
JST資料番号： U0409A  ISSN： 1348-6535  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Q²ユニットから成るアルカリメタリン酸塩結晶とQ¹ユニットから成るアルカリピロリン酸塩結晶のRamanおよび赤外(IR)スペクトルを,密度汎関数理論計算によって評価した。計算したRamanおよびIRスペクトルのピークの帰属は,アルカリメタリン酸塩結晶に対して計算したIRスペクトルの約1100cm^-1のピークの帰属を除いて,リン酸塩結晶およびガラスの報告された帰属と一致した。リン酸塩結晶およびガラスに対するIRスペクトルの1100cm^-1付近のピークは,Q¹ユニットのリン原子と非架橋酸素(NBO)間の結合の非対称伸縮振動に帰属した。しかし,計算したIRスペクトルは,1100cm^-1付近のピークがQ¹ユニットのP-NBO結合の非対称伸縮振動だけでなく,Q²ユニットのP-NBO結合の非対称伸縮振動および-P-O-P-結合の非対称伸縮振動にも起因することを示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *メタリン酸塩 ,  リン酸リチウム ,  リン酸ナトリウム ,  リン酸カリウム ,  *ピロリン酸塩 ,  *アルカリ金属化合物 ,  結晶 ,  リン酸塩ガラス ,  伸縮振動【分子】 ,  振動スペクトル ,  *Ramanスペクトル ,  *赤外スペクトル ,  密度汎関数法 ,  数値計算 ,  酸素 ,  非対称性
準シソーラス用語： 非架橋酸素

著者キーワード (6件)： アルカリメタリン酸塩結晶 ,  アルカリピロリン酸結晶 ,  Ramanスペクトル ,  IRスペクトル ,  密度汎関数理論(DFT) ,  量子エスプレス

分類 (2件)： 無機化合物の赤外・Ramanスペクトル(分子)  (BH06032B) ,  ガラスの性質・分析・試験  (YC02030Z)

引用文献 (15件)：

• 1) R. K. Brow, R. J. Kirkpatrick and G. L. Turner, J. Non-Cryst. Solids, 116, 39-45 (1990).
• 2) S. Inaba, H. Hosono and S. Ito, Nat. Mater., 14, 312-317 (2015).
• 3) J. Endo, S. Inaba and S. Ito, J. Am. Ceram. Soc., 98, 2767-2771 (2015).
• 4) R. K. Brow, D. R. Tallant, J. J. Hudgens, S. W. Martin and A. D. Irwin, J. Non-Cryst. Solids, 177, 221-228 (1994).
• 5) R. K. Brow, D. R. Tallant, S. T. Myers and C. C. Phifer, J. Non-Cryst. Solids, 191, 45-55 (1995).

タイトルに関連する用語 (5件)： アルカリ ,  リン酸塩 ,  結晶 ,  振動スペクトル ,  評価