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J-GLOBAL ID：202302214905966834   整理番号：23A1212070

舶用中速ディーゼル機関における空気微細気泡を混入したC重油の燃焼および排ガス特性

Combustion and Exhaust Gas Characteristics of Residual Oil Mixed with Air-Fine Mixture in Medium-Speed Marine Diesel Engine

著者 (7件)： 川原秀夫 (防衛大学校) ,  上村尚希 (大島商船高等専門学校) ,  山下裕史 (東北大学) ,  中武靖仁 (久留米工業高等専門学校) ,  寺坂宏一 (慶應義塾大学) ,  河原寛 (三井造船特機エンジニアリング株式会社) ,  後藤英親 (三井造船特機エンジニアリング株式会社)
資料名： マリンエンジニアリング  (Journal of the Japan Institution of Marine Engineering)
巻： 58  号： 2  ページ： 263-271(J-STAGE)  発行年： 2023年 
JST資料番号： S0651A  ISSN： 1346-1427  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 舶用工学分野では中速および低速のディーゼル機関の過給性能や掃気効率を改善し電子制御技術を導入する等により燃料消費を低減して有害排気ガスの排出を削減する研究が実施され,各技術が実用に供されている。しかし,これらの技術の殆どは新造船に採用され,水エマルジョン燃料等の含酸素燃料やDME燃料は未だ実用化されていない。本研究では,舶用中速ディーゼル機関の実機を用いて,燃焼特性と排ガス特性に対する高粘度残油の加熱と同燃料油中への微細空気泡の混合の効果を検討した。その結果,舶用ディーゼル油に残油をブレンドするケースとして,加熱残油に微細空気泡を混合した場合に燃料消費の低減効果を確認した。特に,負荷75%で空気体積量0.2L/分において最大7%減少し,負荷75%での平均低減率は3.2%であった。同燃料の排ガス特性については微細気泡混合時のNO_xの顕著な低減は見られない一方,スモーク値が最大33%減少した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ディーゼル機関 ,  *燃焼特性 ,  *排ガス ,  *重油燃焼 ,  残油 ,  気泡 ,  粘度 ,  加熱 ,  噴霧 ,  液滴径 ,  Sauter径 ,  圧力 ,  負荷率 ,  燃料消費率 ,  熱発生率 ,  酸化窒素
準シソーラス用語： *中速ディーゼル機関 ,  筒内圧 ,  燃料噴射圧 ,  *微細気泡

分類 (1件)： 圧縮点火機関  (PB02030N)

引用文献 (17件)：

• 1) MARPOL Annex VI, International Maritime Organization (IMO).
• 2) M. Ishimaru, Fuel Conversion Trends in the Shipping Industry and Potential of Electric Power Propulsion Ships, Kyosai Souken Rep. 162(2019), 68-75.
• 3) Y. Izumi, Development History of Yanmar's Marine Medium Speed Diesel Enigines, J. JIME, 51-5(2016), 666-668.
• 4) T. Takaishi, Approach to High Efficiency Marine Low Speed Diesel Engine, J. JIME, 50-2(2015), 210-214.
• 5) N. Hiraoka et.al., The World's First Onboard Verification Test of UE Engine with Low Pressure EGR complied with IMO's NOx Tier III Regulations, Mitsubishi Juko giho, 53-2 (2016), 37-44.

タイトルに関連する用語 (6件)： 中速ディーゼル機関 ,  微細気泡 ,  混入 ,  C重油 ,  燃焼 ,  排ガス特性