抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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従来の二次精度有限体積法は,強い傾斜制限のため,しばしば重大な散逸を受ける。この二次精度法の分解能を改善するために,著者らは,双曲線正接関数(THINC)を用いて,事後制限(ポストリミッタ)と界面捕獲を組み合わせた新しい空間再構成法を提案している。Shu-Osherの衝撃-エントロピー波相互作用問題に対して,提案方法は,4倍細かい格子分解能を有するMUSCLによって解決された解とほとんど同じ結果を示した。さらに,二次元Riemann問題に対して,提案方法はKelvin-Helmholtz不安定性に起因する渦を解決した。ただし,安定した定常衝撃の計算では,ポストリミッターの性質により,不十分な収束と強いオーバーシュートが確認された。この結果は,衝撃波の特性に応じて計算を安定させるには追加の対策が必要であることを示している。(翻訳著者抄録)