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J-GLOBAL ID：202302247200895559   整理番号：23A0154378

火星衛星探査計画MMXによるサイエンスの全体像

Overview of Sciences of Martian Moons eXproration MMX

著者 (3件)： 倉本圭 (北大) ,  倉本圭 (JAXA) ,  川勝康弘 (JAXA)
資料名： 宇宙科学技術連合講演会講演集(CD-ROM)  (宇宙科学技術連合講演会(CD-ROM))
巻： 66th  ページ： ROMBUNNO.3D04  発行年： 2022年 
JST資料番号： S0277B  ISSN： 1884-1945  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 火星衛星探査計画(MMX)の科学的目標,観測及び目的の概要について述べる。MMXミッションは,火星の衛星の起源の解明,及び初期の太陽系内における揮発性物質の輸送の観点から生物が生存できる表面環境を持った地球型惑星の形成の解明,といった2つの主な科学的目標を有している。最近の小天体や火星への宇宙探査の集約的な発展により,近接観測とサンプル分析の両面でMMXの有効性が裏付けられ,また主な科学的成果が期待されている。Ryuguからのサンプルの最初の分析から集められた知識からは,MMXは調査した天体に固有な物質を確認するため,及び太陽系内の小天体から観測された反射スペクトル中の多様性を解釈するために,より広範囲なデータが獲得できることを示している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *探査 ,  *衛星 ,  目標設定 ,  *惑星探査 ,  分光分析 ,  原始太陽系 ,  分析 ,  物質移動 ,  火星
準シソーラス用語： *サンプルリターン ,  ダイモス ,  *フォボス ,  *宇宙探査 ,  初期太陽系 ,  組成分析 ,  太陽系起源 ,  地球型惑星 ,  物質輸送 ,  目的

分類 (2件)： 惑星  (DB04020E) ,  研究開発  (DA01040C)

引用文献 (7件)：

• K. Kuramoto et al.: Martian moons exploration MMX:sample return mission to Phobos elucidating formation processes of habitable planets. Earth, Planets and Space, 74, 1-31, 2022.
• A. A. Fraeman et al.: Spectral absorptions on Phobos and Deimos in the visible/near infrared wavelengths and their compositional constraints. Icarus, 229, 196-205, 2014.
• M. S. Chaffin et al.: Martian water loss to space enhanced by regional dust storms. Nature Astronomy, 5, 1036-1042., 2021
• R. Hyodo et al.: Transport of impact ejecta from Mars to its moons as a means to reveal Martian history, Sci Rep 9, 19833, 2019.
• R. Hyodo and T. Usui: Searching for life on Mars and its moons, Science, 373, 742, 2021.

タイトルに関連する用語 (5件)： 火星 ,  衛星 ,  探査 ,  計画 ,  サイエンス