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J-GLOBAL ID：202302254248649870   整理番号：23A3039421

Ir-10mass%Rh合金の酸化消耗に及ぼすRh添加の影響

The Effect of Rhodium Addition on Degradation Behavior of Ir-10 mass%Rh Alloy during Oxidation at Elevated Temperatures

著者 (6件)： 上田光敏 (東京工業大学 物質理工学院 材料系) ,  寺井健太 (石福金属興業株式会社) ,  横田俊介 (石福金属興業株式会社) ,  竹谷俊亮 (石福金属興業株式会社) ,  安原颯人 (石福金属興業株式会社) ,  今井庸介 (石福金属興業株式会社)
資料名： 日本金属学会誌(Web)  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials (Web))
巻： 87  号： 10  ページ： 279-287(J-STAGE)  発行年： 2023年 
JST資料番号： G0023B  ISSN： 1880-6880  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文は,高温での酸化中のスパークプラグ用Ir-10mass%Rh合金の劣化挙動に対するロジウム添加の影響に焦点を当てている。合金の劣化挙動に及ぼすロジウム添加の影響を明らかにするために,Ar-21%O₂混合ガス中で1173Kから1473Kの温度範囲で酸化試験を行なった。その結果,合金の劣化を防ぐロジウム添加の効果は:(1)1273K以下で酸化イリジウムスケールにロジウムが溶解し,酸化スケール中の酸化イリジウムの活性を低下させ,(2)1273K以上でのロジウムの合金への溶解が,合金内のイリジウムの活性を低下させ,(3)酸化ロジウムが形成され,合金の表面積を減少させる,の3つがある。すべての効果は揮発性酸化イリジウムの蒸気圧の減少に寄与し,劣化の抑制をもたらす。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *イリジウム合金 ,  ロジウム添加合金 ,  点火プラグ ,  *高温酸化 ,  合金元素 ,  蒸気圧
準シソーラス用語： スパークプラグ

著者キーワード (8件)： スパークプラグ ,  Ir-10mass%Rh合金 ,  高温酸化 ,  劣化挙動 ,  スパークプラグ ,  Ir-10mass%Rh合金 ,  高温酸化 ,  劣化挙動

分類 (1件)： 腐食  (WB03030B)

引用文献 (21件)：

• 1) H. Osamura and N. Abe: Denso Technical Review 5 (2000) 68-74.
• 2) C.A. Krier and R.I. Jaffee: J. Less-Common Met. 5 (1963) 411-431. doi:10.1016/0022-5088(63)90055-9
• 3) W.L. Phillips, Jr.: Trans. Am. Soc. Met. 57 (1964) 33-37.
• 4) H. Jehn: J. Less-Common Met. 100 (1984) 321-339. doi:10.1016/0022-5088(84)90072-9
• 5) R.T. Wimber and H.G. Kraus: Metall. Trans. 5 (1974) 1565-1572. doi:10.1007/BF02646327

タイトルに関連する用語 (3件)： 酸化 ,  消耗 ,  Rh