抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
はやぶさ2拡張ミッション(通称:はやぶさ2#)は,2022年7月より宇宙科学研究本部のプロジェクトとして,新たなサイエンスの創造に向けて運行中である。本論文では,約10年間のミッション期間中に計画されている6つの科学目標について概要を述べる。はやぶさ2ミッションで達成された成果をベースに,これまでの研究の継続と新たな科学テーマの開拓を行うものである。探査機は設計寿命を超えると予想されるため,長期の巡航運用中に科学的成果を上げることに重点が置かれる。ミッションには2回の小惑星遭遇の機会と,高速回転する小天体(1995KY26)との最終ランデブーが含まれる。本論文は,各観測プログラムの期待される結果に焦点を当て,はやぶさ2ミッションで新たに発見された課題を取り上げるとともに,はやぶさ2#ミッションで探求される新たな科学的道筋を提示する。次世代を担う科学者を育成し,インスピレーションを与えるという志は,この並外れた科学的試み全体を通して極めて重要な目標である。(翻訳著者抄録)