特許
J-GLOBAL ID:202403001812757716

炭酸カルシウムの製造方法及び製造システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 田村 爾 ,  杉村 純子 ,  藤松 正雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2022-143381
公開番号(公開出願番号):特開2024-039094
出願日: 2022年09月09日
公開日(公表日): 2024年03月22日
要約:
【課題】カルシウム含有廃棄物を利用し、得られる炭酸カルシウム中に含まれるアルカリの含有量を制御することができる、炭酸カルシウムの製造方法及び製造システムを提供する。 【解決手段】カルシウム含有廃棄物に塩酸水を添加して、カルシウムを溶解させ、カルシウムイオンを含む水溶液を生成するカルシウム溶解工程と、カルシウムイオンを含有する水溶液の水素イオン濃度指数を調整し、Mg等を水溶液から分離する分離工程と、分離工程を経て得られたカルシウムイオン含有水溶液に、炭酸カリウム及び/又は炭酸ナトリウムを含む水溶液を添加して反応させて炭酸カルシウムを生成する炭酸カルシウム調製工程を備え、炭酸カルシウム調製工程において、炭酸カリウム及び/又は炭酸ナトリウムを含む水溶液の添加速度を制御することで、特定の式で示すκが3000以下となるようにする、炭酸カルシウムの製造方法(製造システム)である。 【選択図】図1
請求項(抜粋):
カルシウム含有廃棄物から炭酸カルシウムを生成する炭酸カルシウム製造する方法において、カルシウム含有廃棄物に塩酸水を添加して、カルシウムを溶解させ、カルシウムイオンを含む水溶液を生成するカルシウム溶解工程と、前記カルシウムイオンを含有する水溶液の水素イオン濃度指数を調整し、Si、Al、Mg、及び重金属からなる群より選ばれる少なくとも一つを含む成分を該水溶液から分離する分離工程と、該分離工程を経て得られたカルシウムイオン含有水溶液に、炭酸カリウム及び/又は炭酸ナトリウムを含む水溶液を添加して反応させて炭酸カルシウムを調製する炭酸カルシウム調製工程を備え、当該炭酸カルシウム調製工程において、以下の式で示すκが3000以下となるように、前記炭酸カリウム及び/又は炭酸ナトリウムを含む水溶液の添加速度を制御することを特徴とする、炭酸カルシウムの製造方法。 κ=(CaCO 3 の生成速度(γcc)×(反応後の溶液中のカリウム又はナトリウム濃度))/(1-α) 但し、上記式中、 CaCO 3 の生成速度(γcc)=〔(炭酸カリウム及び/又は炭酸ナトリウムを含む水溶液添加速度)×(炭酸カリウム及び/又は炭酸ナトリウムを含む水溶液濃度)〕/反応後溶液量 (mmol-CaCO 3 /L/min) α(カルシウム反応率)=CO 3 /Ca(α≦1、CO 3 は、炭酸カリウム及び/又は炭酸ナトリウム溶液中の炭酸イオン含量、Caは、カルシウムイオン溶液中のカルシウム含量)
IPC (1件):
C01F 11/18
FI (1件):
C01F11/18 A
Fターム (11件):
4G076AA16 ,  4G076AB28 ,  4G076AC04 ,  4G076BA13 ,  4G076BA25 ,  4G076BB03 ,  4G076BC02 ,  4G076BD01 ,  4G076BE11 ,  4G076CA02 ,  4G076CA40
引用特許:
出願人引用 (2件)

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