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J-GLOBAL ID:200903003451102189

木造建築における厚板部材を用いた面構築工法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):2004183109
Publication number (International publication number):2005336974
Application date: May. 25, 2004
Publication date: Dec. 08, 2005
Summary:
【課題】建築が簡単で、断熱性・気密性に優れ、壁面に断熱材が不要な、無垢の部材を用いた軸組木造住宅を提供する。【解決手段】 無垢の厚板部材を蒸煮・乾燥処理した後この部材の左右両側面に気密接続用形状溝加工(雇いザネや本ザネ等)、更に上下両木口に横加材との剛体接続のプレート挿入用スリット加工を施し、この部材を壁構成要素のログ部材6として用いる。左右の横加材の一方を固定柱とし他方を可動柱4とし、可動柱は予め壁構築方向に移動しておく。まず固定柱にライナー20、上下の横加材に耐力プレートを装着し、この耐力プレートを介して最初のログ部材を横加材にピン8やダボ24で気密・剛体接続し、同様にして次々にログ部材をロブ部材間及び上下の横加材に気密・剛体接続して行き、最後のログ部材を移動柱に嵌め込んでから移動柱を元の位置に戻して横加材に気密・剛体接続して耐力壁を構築する。【選択図】 図4
Claim (excerpt):
本特許に係る部材として、断熱特性を持たせるのに十分な厚さに製材された無垢の厚板部材を蒸煮・乾燥処理又は蒸煮・乾燥・防火或いは表面高温硬化処理した後、長手両側面に雇い実(ザネ)の形状加工及び上下両木口にスリット(溝)加工を施したログ部材を用いる。横加材間左右どちら側の柱から壁を構築してもよいが、例えば左柱から構築する場合、左右の横加材(柱)の内面(ログ部材と接する面)にはログ部材両側面の形状加工に対応した雇いザネ加工、また上下の横加材の内面(ログ部材と接する面)にも予めログ部材上下両木口のスリット形状に対応したスリット加工を施しておく。更に右柱上下の横加材(桁、土台)のホゾ穴に右方向に余裕を持たせこの右柱を予め右方向に移動しておく。 耐力壁を構築する場合、まず左柱を固定柱としその柱の雇いザネ加工溝にライナーを装着し、上下の横加材のスリット加工溝に耐力プレートを装着し上下の横加材にダボやピンで定着し、最初のログ部材をこの耐力プレートに通して固定柱に嵌め込み、このログ部材を耐力プレート及び左柱にダボやピンで剛体定着する。次に最初のログ部材にライナーを装着し、上下の横加材に耐力プレートを装着しダボやピンで定着し、二番目のログ部材をこの耐力プレートに通して最初のログ部材に嵌め込み、このログ部材を耐力プレート及び最初のログ部材にダボやピンで剛体定着して一枚ずつ後のログ部材を前のログ部材に繋いで行く。同じ作業手順で最後のログ部材に予め右方向に移動しておいた右柱を嵌め込んでから元の位置に戻した後、この右柱を上下の横加材及び最後のログ部材にダボやピンで剛体定着する。上下の横加材の余裕ホゾ穴に楔を打ち込み固定する。なお、用途によってはログ部材を一枚ずつ嵌め込む代わりに複数枚、例えば雇いザネ接続された二枚のログ部材を単位として嵌め込むこともできるが、この場合は二枚用の耐力プレートを用いる。また可動柱の代わりにホゾ不付の柱を用いる場合は、この可動柱を最後のログ部材に嵌め込んでから元の位置に戻した後、この右柱を上下の横加材に定着金具で固定する。以上のように可動柱、前もって加工した横加材、雇いザネ加工したログ部材、ライナー、耐力プレート、ダボやピンを用いて現場でログ部材を一枚ずつ嵌め込みながら壁を構築することを特徴とする耐力壁の構築工法。
IPC (3):
E04B2/02 ,  E04B1/10 ,  E04B1/48
FI (3):
E04B2/02 A ,  E04B1/10 A ,  E04B1/48 C
F-Term (7):
2E125AA53 ,  2E125AD05 ,  2E125AE16 ,  2E125AG07 ,  2E125AG21 ,  2E125BE08 ,  2E125CA79
Patent cited by the Patent:
Cited by applicant (2)

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