Pat
J-GLOBAL ID:200903026937046132

エステル化合物および酸化合物の均一触媒によるエナンチオ選択的な水素添加のための方法および水素添加生成物の使用

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 矢野 敏雄 (外3名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1999170175
Publication number (International publication number):2000053593
Application date: Jun. 16, 1999
Publication date: Feb. 22, 2000
Summary:
【要約】【課題】 一般式(I):【化1】の化合物のエナンチオ選択的な均一触媒による水素添加のための方法および有機合成系中での水素添加誘導体の使用を提供する。【解決手段】 一般式(II):【化2】の化合物を触媒として使用する。
Claim (excerpt):
一般式(I):【化1】[式中、nは、0〜3の整数であり、R=H、(C1〜C18)-アルキル、(C6〜C18)-アリール、(C7〜C19)-アラルキル、(C3〜C18)-ヘテロアリール、(C4〜C19)-ヘテロアラルキル、(C1〜C8)-アルキル-(C6〜C18)-アリール、(C1〜C8)-アルキル-(C3〜C19)-ヘテロアリール、(C3〜C8)-シクロアルキル、(C1〜C8)-アルキル-(C3〜C8)-シクロアルキル、(C3〜C8)-シクロアルキル-(C1〜C8)-アルキルまたはカルボキシ保護基を表し、R′=H、(C1〜C18)-アルキル、(C6〜C18)-アリール、(C7〜C19)-アラルキル、(C3〜C18)-ヘテロアリール、(C4〜C19)-ヘテロアラルキル、(C1〜C8)-アルキル-(C6〜C18)-アリール、(C1〜C8)-アルキル-(C3-C19)-ヘテロアリール、(C3〜C8)-シクロアルキル、(C1〜C8)-アルキル-(C3〜C8)-シクロアルキル、(C3〜C8)-シクロアルキル-(C1〜C8)-アルキルを表し、その際、前記の基は(C1〜C8)-アシルまたは(C1〜C8)-アルキルオキシカルボニルにより置換されていてもよく、X=O、CHR′′、NR′′、NNHR′′であり、R′′=H、OH、R′、(C1〜C18)-アルコキシ、(C2〜C18)-アルコキシアルキル、(C1〜C18)-アシル、(C1〜C18)-アシルオキシであってもよく、その際、異なった位置に関してR′′は異なった形であってもよく、あるいはRとR′またはR′とR′′またはR′′とRは、(C1〜C4)-架橋を介して相互に結合しており、該架橋は直鎖状または分枝鎖状の(C1〜C8)-アルキル、(C1〜C8)-アシル、(C1〜C8)-アルコキシ、(C2〜C8)-アルコキシアルキル基により一置換または複数置換されていてもよく、かつ/または環中にN、O、P、Sのようなヘテロ原子を有していてもよい]の化合物を均一触媒によりエナンチオ選択的に水素添加するための方法において、一般式(II):【化2】[式中、R1、R2は、相互に無関係にH、NR6R7、SR6、(C1〜C18)-アルキル、(C1〜C18)-アルコキシ、(C2〜C18)-アルコキシアルキル、(C1〜C18)-アシルオキシ、(C6〜C18)-アリール、(C7〜C19)-アラルキル、(C3〜C18)-ヘテロアリール、(C4〜C19)-ヘテロアラルキル、(C1〜C8)-アルキル-(C6〜C18)-アリール、(C1〜C8)-アルキル-(C3〜C19)-ヘテロアリール、(C3〜C8)-シクロアルキル、(C1〜C8)-アルキル-(C3〜C8)-シクロアルキル、(C3〜C8)-シクロアルキル-(C1〜C8)-アルキルを表すか、あるいはR1およびR2は、直鎖状または分枝鎖状の(C1〜C8)-アルキル、(C1〜C8)-アシル、(C1〜C8)-アルコキシ、(C2〜C8)-アルコキシアルキルにより一置換または複数置換されている、および/または環中にN、O、P、Sのようなヘテロ原子を有していてもよい(C3〜C7)-炭素環を介して結合しており、R3は、(C2〜C18)-アルキル、(C1〜C18)-アルコキシ、(C2〜C18)-アルコキシアルキル、(C1〜C18)-アシルオキシ、(C6-C18)-アリール、(C7〜C19)-アラルキル、(C3〜C18)-ヘテロアリール、(C4〜C19)-ヘテロアラルキル、(C1〜C8)-アルキル-(C6〜C18)-アリール、(C1〜C8)-アルキル-(C3〜C19)-ヘテロアリール、(C3〜C8)-シクロアルキル、(C1〜C8)-アルキル-(C3〜C8)-シクロアルキル、(C3〜C8)-シクロアルキル-(C1〜C8)-アルキルを表し、R4は、(C1〜C18)-アルキル、(C6〜C18)-アリール、(C3〜C18)-ヘテロアリール、(C1〜C8)-アルキル-(C6〜C18)-アリール、(C1〜C8)-アルキル-(C3-C19)-ヘテロアリール、(C3〜C8)-シクロアルキル、(C1〜C8)-アルキル-(C3〜C8)-シクロアルキルを表し、R5は、Hまたは基B-X-Zを表し、その際、Bは、群CR82、NR8、O、S、SiR82の基であり、Xは、1,4′-ビフェニル、1-エチレン、2-エチレン、1-プロピレン、3-プロピレン、PEG-(2〜10)のようなスペーサであり、かつZは、O-、NH-、COO-、CONH、エテニル-、NHCONH-、OCONH-またはNHCOO-のような官能基を介してポリマーに結合している基を表すか、あるいは、両方のシクロペンタジエニル環の基R5は、α,ω-(C2〜C4)-アルキレン架橋を介して相互に結合しており、R6、R7は、相互に無関係にH、(C1〜C18)-アルキル、(C1〜C18)-アルコキシ、(C2〜C18)-アルコキシアルキル、(C1〜C18)-アシル、(C6〜C18)-アリール、(C7〜C19)-アラルキル、(C3〜C18)-ヘテロアリール、(C4〜C19)-ヘテロアラルキル、(C1〜C8)-アルキル-(C6〜C18)-アリール、(C1〜C8)-アルキル-(C3〜C19)-ヘテロアリール、(C3〜C8)-シクロアルキル、(C1〜C8)-アルキル-(C3〜C8)-シクロアルキル、(C3〜C8)-シクロアルキル-(C1〜C8)-アルキルを表すか、あるいは、R6およびR7は、直鎖状または分枝鎖状の(C1〜C8)-アルキル、(C1〜C8)-アシル、(C1〜C8)-アルコキシ、(C2〜C8)-アルコキシアルキルにより一置換または複数置換されている、および/または環中にN、O、P、Sのようなヘテロ原子を有していてもよい(C3〜C7)-炭素環を介して結合しており、R8は、H、(C1〜C18)-アルキルを表し、かつMは、Co、Ni、Rh、Ru、Ir、Pd、ReまたはPtのような第7または第8副族の金属原子または金属イオンである]の触媒を用いることを特徴とする、均一触媒によりエナンチオ選択的に水素添加するための方法。
IPC (9):
C07B 53/00 ,  B01J 31/24 ,  C07C 51/367 ,  C07C 59/48 ,  C07C 67/31 ,  C07C 69/732 ,  C07C227/18 ,  C07C229/36 ,  C07B 61/00 300
FI (9):
C07B 53/00 B ,  B01J 31/24 X ,  C07C 51/367 ,  C07C 59/48 ,  C07C 67/31 ,  C07C 69/732 Z ,  C07C227/18 ,  C07C229/36 ,  C07B 61/00 300
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (2)

Return to Previous Page