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J-GLOBAL ID:200903030586262370

ポルフィリン錯体及び陰イオン感応膜

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1996059502
Publication number (International publication number):1997249670
Application date: Mar. 15, 1996
Publication date: Sep. 22, 1997
Summary:
【要約】【課題】 陰イオン、特に塩素イオンを選択的に検出するための陰イオン感応膜のイオン感応物質としてポルフィリン誘導体を用いると塩素イオンに選択的なイオン選択性電極を得ることができる。しかし、生体液を試料とした場合、試料溶液中のタンパク質が陰イオン感応膜に吸着し、電位が安定しないため迅速且つ正確な測定ができない。従って、試料として生体液を用いた場合でもタンパク質の影響を受けず、塩素イオンを高感度でかつ高選択的に測定可能な陰イオン選択性電極を開発することを目的とする。【解決手段】 本発明は、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等の高分子化合物及びジオクチルフタレート、オルトニトロフェニルオクチルエーテル等の可塑剤よりなるマトリックス膜中に、2本または3本の直鎖疎水基よりなる疎水性有機基と親水性有機基を有するポルフィリン錯体を該マトリックスに対して1重量%〜20重量%含有することを特徴とする陰イオン感応膜である。
Claim (excerpt):
下記一般式[1]で表わされるポルフィリン錯体。【化1】〔式中、R1、R2およびR3は同種又は異種の水素原子または低級アルキル基、R4、R5およびR6は同種又は異種のエチレン基又はトリメチレン基又はイソプロピレン基、R7、R8、R9およびR10は同種又は異種のフェニレン基又は炭素数3以下の低級アルキレン基であり、Mはマンガン原子又はインジウム原子、Xはハロゲンイオンまたは安定な陰イオンを形成する原子団、Yは主鎖にエーテル、エステル、またはアミド結合を有してもよい炭素数2〜12の2価の炭化水素基、Zは2本または3本の直鎖疎水基を有する1価の疎水性有機基、l、mおよびnは2〜32の整数を示す。〕
IPC (2):
C07D487/22 ,  G01N 27/333
FI (3):
C07D487/22 ,  G01N 27/30 331 A ,  G01N 27/30 331 C
Patent cited by the Patent:
Cited by applicant (1)

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