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J-GLOBAL ID:200903030929766450

熱可塑性樹脂発泡体およびその製造方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 若林 忠 (外4名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1997185268
Publication number (International publication number):1998076560
Application date: Jul. 10, 1997
Publication date: Mar. 24, 1998
Summary:
【要約】【課題】 通常の押出発泡方法で製造される熱可塑性樹脂発泡体よりも優れた機械的強度を有するため微細なセル構造を有する発泡体を得ること。【解決手段】 超臨界状態の二酸化炭素および/または窒素を発泡剤として使用し、ダイスが、102〜104sec-1の範囲の溶融樹脂組成物の剪断速度を生じさせる機能を有する剪断速度調整部(12)のあと該剪断速度を低下させる機能を有する流速分布調整部(13)を有し、かつこの剪断速度調整部が樹脂の流路の上流側で樹脂の流れる方向に対して垂直な断面の断面積を狭めた部分(平均の断面積A)、流速分布調整部が該流路の下流側で同断面を広げた部分(平均の断面積B)を含む構造であり、且つ、B/Aが1.3〜20であることを特徴とする押出成形による熱可塑性樹脂発泡体を製造する。
Claim (excerpt):
(I)発泡剤を供給するラインを有する連続可塑化装置内で、100〜450°Cで熱可塑性樹脂を溶融し、超臨界状態の二酸化炭素および/または窒素を、熱可塑性樹脂100重量部当たり0.1〜30重量部添加し、熱可塑性樹脂と超臨界状態の二酸化炭素および/または窒素の相溶状態の溶融樹脂組成物を形成するガス溶解工程、(II)前記二酸化炭素および/または窒素の臨界圧力以上の圧力を維持したまま該溶融樹脂組成物を、連続可塑化装置先端部で50〜300°Cの温度に下げる冷却工程、(III)連続可塑化装置先端部に接続した該溶融樹脂組成物の最適発泡温度に設定したダイス(4)から該溶融樹脂組成物を吐出することで、圧力を二酸化炭素および/または窒素の前記臨界圧力以下の圧力に低下することによりセル核を発生させる核生成工程と、(IV)押出された熱可塑性樹脂発泡体を速やかに、樹脂のガラス転移温度あるいは結晶化温度以下に冷却し発泡体セル径を制御する発泡制御工程からなる熱可塑性樹脂発泡体の製造方法において、工程(III)におけるダイスが、102〜104sec-1の範囲の溶融樹脂組成物に剪断速度(以下単に剪断速度と言う)を生じさせる機能を有する剪断速度調整部(12)のあとに該剪断速度を低下させる機能を有する流速分布調整部(13)を有し、かつこの剪断速度調整部が樹脂の流路の上流側で樹脂の流れる方向に対して垂直な断面の断面積を狭めた部分(平均の断面積A)、流速分布調整部が該流路の下流側で同断面を広げた部分(平均の断面積B)を含む構造であり、且つ、B/Aが1.3〜20であることを特徴とする押出成形による熱可塑性樹脂発泡体の製造方法。
IPC (7):
B29C 47/00 ,  C08J 9/12 CET ,  B29K101:12 ,  B29K105:04 ,  C08K 3:22 ,  C08K 5:09 ,  C08L101:00
FI (2):
B29C 47/00 ,  C08J 9/12 CET
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (6)
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