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J-GLOBAL ID:200903031330434234

表面特性及び耐食性の優れたフェライト系ステンレス鋼薄板の製造方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 田村 弘明
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1996215794
Publication number (International publication number):1998060543
Application date: Aug. 15, 1996
Publication date: Mar. 03, 1998
Summary:
【要約】【課題】 製造性を損なうことなく、表面特性(耐ローピング性)及び耐食性の優れた、大気湿潤環境中で使用されるフェライト系ステンレス鋼薄板の製造方法を提供する。【解決手段】 Tiを0.04〜0.30wt%含有するフェライト系ステンレス鋼を、熱間圧延時に、加熱温度(HT、°C)はMn量とTi量との関係で決まる下記(1)式を満足させ、粗圧延を累積圧下率90%以上かつ1000°C以上で終了し、引き続き仕上げ圧延を実施して、捲取温度が 700°C以上の場合は熱延板焼鈍を省略し、また 700°C未満の捲取温度の場合は熱延板焼鈍後を行い、その後酸洗、冷延、焼鈍を行う。これによって、鋳造時のノズル詰まり等が解消され、発錆の起点となる MnSの析出が抑制されることによって耐食性が向上するとともに、冷延時のローピングの発生も防止できる。0.30≧Ti(%) ≧ (1.3 ×10-3×HT-1.4)×Mn(%) +0.04...... (1)
Claim (excerpt):
重量%で、C :0.0005〜0.030 %、N :0.0005〜0.030 %、Cr:11.0〜 35.0 %、S :0.010 %以下、P :0.04%以下、Ti:0.04〜0.30%、Mn:0.01〜1.0 %、Si:0.01〜1.0 %、Al:0.005 〜0.050 %、かつ 0.15 ×Ti%以上、O :0.010 %以下で残部がFe及び不可避的不純物からなる鋼を、熱間圧延時の加熱温度(HT,°C)を下記(1)式を満たす範囲で加熱した後に、粗圧延を累積圧下率90%以上かつ温度1000°C以上で終了し、次いで仕上圧延を行った後に、1)捲取温度が700°C以上の場合は、熱延板焼鈍を省略して、酸洗、冷延、焼鈍し、2)捲取温度が700°C未満の場合は、熱延板焼鈍を行った後に、酸洗、冷延、焼鈍することを特徴とする表面特性及び耐食性の優れたフェライト系ステンレス鋼薄板の製造方法。 0.30≧Ti(%) ≧ (1.3 ×10-3×HT-1.4)×Mn(%) +0.04 ...... (1)
IPC (6):
C21D 9/46 ,  C21D 8/02 ,  C22C 38/00 302 ,  C22C 38/28 ,  C22C 38/50 ,  C22C 38/54
FI (6):
C21D 9/46 R ,  C21D 8/02 D ,  C22C 38/00 302 Z ,  C22C 38/28 ,  C22C 38/50 ,  C22C 38/54
Patent cited by the Patent:
Cited by applicant (3) Cited by examiner (3)

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