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J-GLOBAL ID:200903034999446806

EHDポンピングによる液体ジェット発生方法ならびにEHDポンピングによる液体ジェット発生装置

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 小鍜治 明
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):2000314474
Publication number (International publication number):2002081400
Application date: Sep. 06, 2000
Publication date: Mar. 22, 2002
Summary:
【要約】【課題】 EHDポンピングによる液体ジェットを発生させるについて、熱的に絶縁された一定温度の電気絶縁性液体に対しても指向性の高い液体ジェットを発生させ、また電極から電気絶縁性液体への電荷注入が伴わないようにして、使用する電気絶縁性液体の電気的特性の劣化を抑制する。【解決手段】 中心軸の方向に液体流通孔を貫通させ両端面を滑らかな円弧状に成形した擬似ドーナッツ状電極の一端を平板電極に対し間隙をおいて対向させて電極系を構成し、この電極系を電気絶縁性液体の中に置いて、擬似ドーナッツ状電極と平板電極の間に直流高電圧を印加することにより、擬似ドーナッツ状電極の液体流通孔を通して擬似ドーナッツ状電極の端面から電気絶縁性液体の液体ジェットを噴出させる。
Claim (excerpt):
【請求項 1】 中心軸の方向に液体流通孔を貫通させた環状あるいは筒状でその両端面を滑らかな円弧状に成形した擬似ドーナッツ状電極の一端を平板電極に対し間隙をおいて対向させて電極系とし、前記擬似ドーナッツ状電極と平板電極が対向する一部分を含む前記電極系の少なくとも一部を電気絶縁性液体の中に置いて、前記擬似ドーナッツ状電極と平板電極の間に直流高電圧を印加することにより、前記擬似ドーナッツ状電極の液体流通孔を通して擬似ドーナッツ状電極のいずれか一方の端面から前記電気絶縁性液体を噴出させることを特徴とするEHDポンピングによる液体ジェット発生方法。【請求項 2】 中心軸の方向に液体流通孔を貫通させた環状あるいは筒状でその両端面を滑らかな円弧状に成形した擬似ドーナッツ状電極の一端を平板電極に対し間隙をおいて対向させると共に前記擬似ドーナッツ状電極の液体流通孔と同軸状に繋がる絞り円錐状液体流通孔を貫通させたノズルを前記擬似ドーナッツ状電極の他端に結合させて電極系とし、前記擬似ドーナッツ状電極と平板電極が対向する部分を含む前記電極系の少なくとも一部を電気絶縁性液体の中に置いて、前記擬似ドーナッツ状電極と平板電極の間に直流高電圧を印加することにより、前記擬似ドーナッツ状電極の液体流通孔を通して前記ノズルの先端から前記電気絶縁性液体を噴出させることを特徴とするEHDポンピングによる液体ジェット発生方法。【請求項 3】 中心軸の方向に液体流通孔を貫通させた環状あるいは筒状でその両端面を滑らかな円弧状に成形した擬似ドーナッツ状電極の一端を平板電極に対し間隙をおいて対向させると共に、前記擬似ドーナッツ状電極の液体流通孔と同軸状に繋がる絞り円錐状液体流通孔と前記中心軸方向に対し垂直方向の流れ成分をもつ液流を前記絞り円錐状液体流通孔の根元大径部へ導入する補助液体流通路を形成したスパイラル・ノズルを前記擬似ドーナッツ状電極の他端に結合させ、前記補助液体流通路の入口周辺に補助リング電極を配設しこの補助リング電極に対して間隙を介して補助平板電極を対向させて電極系とし、前記擬似ドーナッツ状電極と平板電極が対向する部分および前記補助リング電極と補助平板電極が対向する部分を含む前記電極系の少なくとも一部を電気絶縁性液体の中に置いて、前記擬似ドーナッツ状電極と平板電極の間ならびに前記補助リング電極と補助平板電極の間に同時に直流高電圧を印加することにより、前記擬似ドーナッツ状電極の液体流通孔を通して前記スパイラル・ノズルの先端から前記電気絶縁性液体を噴出させることを特徴とするEHDポンピングによる液体ジェット発生方法。【請求項 4】 電気絶縁性液体としてジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテートを用いることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかの項に記載のEHDポンピングによる液体ジェット発生方法。【請求項 5】 電気絶縁性液体としてドデカン二酸-nブチルを用いることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかの項に記載のEHDポンピングによる液体ジェット発生方法。【請求項 6】 中心軸の方向に液体流通孔が貫通した環状あるいは筒状でその両端面が滑らかな円弧状に成形された擬似ドーナッツ状電極と、この擬似ドーナッツ状電極の一端に間隙をおいて対向した平板電極を有し、少なくともその擬似ドーナッツ電極と平面電極の対向部分が電気絶縁性液体中に保持され前記擬似ドーナッツ状電極と平板電極の間に直流高電圧が印加される電極系を備えたことを特徴とするEHDポンピングによる液体ジェット発生装置。【請求項 7】 中心軸の方向に液体流通孔が貫通した環状あるいは筒状でその両端面が滑らかな円弧状に成形された擬似ドーナッツ状電極と、この擬似ドーナッツ状電極の一端に間隙をおいて対向した平板電極と、前記擬似ドーナッツ状電極の液体流通孔と同軸状に繋がる絞り円錐状液体流通孔が貫通し前記擬似ドーナッツ状電極の他端に結合したノズルを有し、少なくとも前記擬似ドーナッツ状電極と平板電極の対向部分が電気絶縁性液体中に保持され前記擬似ドーナッツ状電極と平板電極の間に直流高電圧が印加される電極系を備えたことを特徴とするEHDポンピングによる液体ジェット発生装置。【請求項 8】 中心軸の方向に液体流通孔が貫通した環状あるいは筒状でその両端面が滑らかな円弧状に成形された擬似ドーナッツ状電極と、前記擬似ドーナッツ状電極の一端に間隙をおいて対向した平板電極と、前記擬似ドーナッツ状電極の液体流通孔と同軸状に繋がる絞り円錐状液体流通孔が貫通すると共に前記中心軸方向に対し垂直方向の流れ成分をもつ液流を前記絞り円錐状液体流通孔の根元大径部へ導入する補助液体流通路が形成されて前記擬似ドーナッツ状電極の他端に結合したスパイラル・ノズルと、前記補助液体流通路の入口周辺に配設された補助リング電極と、この補助リング電極に間隙を介して対向した補助平板電極を有し、少なくとも前記擬似ドーナッツ状電極と平板電極の対向部分および前記補助リング電極と補助平板電極の対向部分が電気絶縁性液体中に保持され前記擬似ドーナッツ状電極と平板電極の間ならびに前記補助リング電極と補助平板電極の間に同時に直流高電圧が印加される電極系を備えたことを特徴とするEHDポンピングによる液体ジェット発生装置。【請求項 9】 スパイラル・ノズルの絞り円錐状液体流通孔の根元大径部内周壁の内側に短い円筒状案内体を配設して、その円筒状案内体と前記根元大径部の間に、液体を絞り円錐状液体流通孔の中心に向けて付勢する誘導溝を形成すると共に、スパイラル・ノズルの外周面から前記誘導溝に通ずる小孔を設け、前記誘導溝と小孔で補助液体通路が形成されたことを特徴とする請求項8に記載のEHDポンピングによる液体ジェット発生装置。【請求項 10】 電気絶縁性液体がジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテートであることを特徴とする請求項6ないし請求項9のいずれかの項に記載のEHDポンピングによる液体ジェット発生装置。【請求項 11】 電気絶縁性液体がドデカン二酸-nブチルであることを特徴とする請求項6ないし請求項9のいずれかの項に記載のEHDポンピングによる液体ジェット発生装置。
IPC (2):
F04F 11/00 ,  B01J 4/00 103
FI (2):
F04F 11/00 ,  B01J 4/00 103
F-Term (5):
4G068AA03 ,  4G068AB15 ,  4G068AD16 ,  4G068AD21 ,  4G068AD50
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (2)

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