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J-GLOBAL ID:200903039810118210

プロピレン-エチレンブロック共重合体

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 松井 光夫
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1997074660
Publication number (International publication number):1998251358
Application date: Mar. 12, 1997
Publication date: Sep. 22, 1998
Summary:
【要約】【課題】 剛性と耐衝撃性の物性バランスに優れ、しかも表面硬度が大きいプロピレン-エチレンブロック共重合体を提供する。【解決手段】 プロピレン重合体部分およびエチレン-プロピレン共重合体部分を有するプロピレン-エチレンブロック共重合体。冷キシレン不溶部のメソ平均連鎖長(Nm)が下記式(1) を満たし、かつ固体粘弾性(δ)が下記式(3) を満たす。【数1】 Nm≧32.5× logω0 -22.7× logG0 +189 (1) [冷キシレン不溶部の動的溶融粘弾性測定において、lnG′-lnω曲線とlnG′′-lnω曲線との交点の座標を(ω0 ,G0 )とした。ωは周波数、G′は貯蔵弾性率、G′′は損失弾性率]【数2】 (tan δ面積/冷キシレン可溶部重量分率)≧0.6 (3) [-100〜100 °Cでの固体粘弾性測定において、温度増加に対するtan δ曲線を求め、(温度1°C)×( tanδ=1)を面積1と決めて、-30 〜-100°Cで、 tanδ曲線と、該曲線上の-30 °Cおよび-100°Cの点を結んだ直線とで囲まれた面積をtan δ面積とした。]
Claim (excerpt):
プロピレン重合体部分およびエチレン-プロピレン共重合体部分を有するプロピレン-エチレンブロック共重合体において、(i) 該プロピレン-エチレンブロック共重合体の冷キシレン不溶部のメソ平均連鎖長(Nm)が、次式(1):【数1】 Nm≧32.5× logω0 -22.7× logG0 +189 (1){上記式中、Nmは、13C-NMRで測定したメソ-メソトライアッド([mm])とメソ-ラセミトライアッド([mr])とから次式(2):【数2】 Nm=([mm]+[mr]/2)/([mr]/2) (2)により求められ;ω0 およびG0 は、該プロピレン-エチレンブロック共重合体の動的溶融粘弾性測定を行い、周波数(ω)(単位:ラジアン/秒)に対する貯蔵弾性率(G′)および損失弾性率(G′′)の応答を求め、lnG′-lnω曲線とlnG′′-lnω曲線との交点の座標を(ω0 ,G0 )と定義したものである}を満たし、かつ(ii)該プロピレン-エチレンブロック共重合体の固体粘弾性(δ)が、次式(3):【数3】 (tan δ面積/冷キシレン可溶部重量分率)≧0.6 (3){上記式中、tan δ面積とは、固体粘弾性測定において、温度増加に対するtanδを、温度範囲-100〜100°C、tan δ範囲0〜1の条件において求め、次式(4):【数4】(温度1°C)×( tanδ=1) (4)により計算される面積を1と決めて、-30°C〜-100°Cの領域で、 tanδ曲線と、該曲線上の-30°Cおよび-100°Cの点を結んだ直線とで囲まれた面積を計算した値であり、冷キシレン可溶部重量分率は、プロピレン-エチレンブロック共重合体の冷キシレン可溶部の、該プロピレン-エチレンブロック共重合体全体に対する重量分率である}を満たすことを特徴とするプロピレン-エチレンブロック共重合体。
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (6)
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