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J-GLOBAL ID:200903044581989850

動的タイヤモデルに基づいて、乗物の車輪のタイヤの乗心地の質を設定する制御方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 湯浅 恭三 (外6名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1996310861
Publication number (International publication number):1997193629
Application date: Nov. 21, 1996
Publication date: Jul. 29, 1997
Summary:
【要約】 (修正有)【課題】 タイヤの乗心地に影響を与える振動現象を分析することを可能にする、平面内での動的なタイヤモデルに基づくタイヤの制御方法を提供する。【解決手段】 本制御方法は、タイヤの構造上の特性を表現する集中的パラメータを有する剛性なリングを備える動的タイヤモデルに基づく。パラメータを測定し、自然振動数及び制振量の8つの曲線を得る。これらを、モデルから得られた同数の計算曲線と比較する。8つの計算曲線と8つの実験曲線とが一致するか否かをチェックすることにより、計算による振動数及び制振量を実験値と一致させる集中的パラメータの値を求める。このようにして得られた集中的パラメータの値を予め設定した乗心地の指標に対応する制振量及び剛性値と比較する。その集中的パラメータが所定の範囲に属するとき、そのタイヤを合格品とする。
Claim (excerpt):
動的タイヤモデル(1)に基づいて、乗物の車輪(101)のタイヤ(102)の乗心地の質を設定する制御方法であって、該動的タイヤモデルが、i)トレッドストリップと、ベルトパックと、前記タイヤ(102)のカーカスとを表現する剛性なリング(2)と、前記車輪(101)のリム(103)及び前記タイヤ(102)のビードを表現するディスク(3)と、半径方向及び接線方向ばねであって、円周方向に配分されて、前記剛性なリング(2)を前記ディスク(3)に接続し且つ前記タイヤのサイドウォール及び前記タイヤ内部の圧力空気を表現する、前記半径方向及び接線方向ばね(4、5、6)と、前記タイヤ(102)と路面との接触領域に存在する変形に対応する残留剛性を表現する追加のばね(10、11、12)と、接触領域における滑り現象をシュミレートする擦りモデルを表現する制振装置(16)に対して直列の更なるばね(15)とを備え、ii)変位量と力との間における伝達マトリックスを得るために、長手方向x、垂直方向z、及び横方向軸線yの周りの回転方向θにおける上記剛性なリングタイヤモデルの運動方程式であって、上記のタイヤを振動させる固有モードを計算によって測定することを可能にする異なる境界状態下における伝達関数を規定する前記運動方程式と、iii)次のパラメータについて上記タイヤの直接的な測定値から得られた、上記タイヤの物理的特性を表現する上記モデルの集中的な物理的パラメータ、とを備え、前記剛性なリングの質量mb、前記剛性なリングの慣性モーメントlb、前記車輪及び前記ビードの慣性モーメントlr、下部構造体の捩れ剛性Cbt、擦りモデルの滑り剛性Ckx、接触領域の動的長さ2a、次のステップを含むことを特徴とする制御方法。a)固有振動数に対する4つの曲線、上記タイヤの対応する制振程度に対する4つ曲線という、車輪(101)の前進速度に対応して計算した8つの曲線を求めるステップと、b)障害物の上を通す試験により信号を分析するモデルにより得られた固有振動数及び制振程度の8つの曲線を求めるステップと、c)前記モデルの次の集中的パラメータをパラメータ毎に特定するステップと、下部構造体の半径方向への剛性Cb及び対応する制振量rb、下部構造体の捩れ剛性Cbtに対応する制振量rbt、接触領域の残留捩れ剛性Cct及び対応する制振量rct、接触領域の半径方向への残留剛性Ccz及び対応する制振量rcz、接触領域の長手方向への残留剛性Ccx、前記パラメータ毎の特定が、障害物の上を通す上記試験により得られた前記8つの計算曲線及び前記8つの固有振動数及び制振量の曲線が算数的アルゴリズムにより一致するかどうか確認し、また、前記モデルの8つの集中的パラメータの値を変化させることにより、計算振動数及び制振量が実験値と一致するのは、上記8つの集中的パラメータの何れの値であるかを測定することが可能となり、d)このようにして得られた集中的パラメータの値を、予め設定した乗心地の指標に対応する制振量及び剛性の値の範囲と比較するステップと、e)集中的パラメータが所定の範囲に属するとき、そのタイヤを合格品とするステップとである。
IPC (3):
B60C 19/00 ,  G01M 17/02 ,  G05B 13/04
FI (3):
B60C 19/00 H ,  G05B 13/04 ,  G01M 17/02 B
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (14)
  • タイヤ空気圧検知装置
    Gazette classification:公開公報   Application number:特願平5-119607   Applicant:日本電装株式会社
  • 特開昭62-039302
  • タイヤの剛性測定装置
    Gazette classification:公開公報   Application number:特願平4-281852   Applicant:株式会社ブリヂストン
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