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J-GLOBAL ID:200903056612267341
癌患者による上皮成長因子受容体阻害薬に対する臨床転帰の予測方法
Inventor:
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Applicant, Patent owner:
Agent (2):
恩田 博宣
, 恩田 誠
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):2007515430
Publication number (International publication number):2008502328
Application date: May. 26, 2005
Publication date: Jan. 31, 2008
Summary:
上皮成長因子受容体(EGFR)阻害薬の治療的投与が有効であるか有効でないことが予測される癌患者を同定するための、生物マーカー、方法、およびアッセイキットを開示する。本発明の生物マーカーには、EGFRおよびHER2の遺伝子の増幅および多染色体性、EGFRタンパク質の発現、EGFRの突然変異、リン酸化Aktタンパク質の発現、ならびにこれらの生物マーカーの様々な組合せ、ならびにこれらの生物マーカーの、EGFR遺伝子のチロシンキナーゼ領域における突然変異との組合せの検出が含まれる。EGFR遺伝子のコピー数の増加、HER2遺伝子のコピー数の増加、EGFRタンパク質の発現の増加、活性化AKTタンパク質の発現(リン酸化Akt)、およびEGFRの突然変異は全て、EGFR阻害薬で処置された癌患者の良好な結果と関連する。本発明は、EGFR阻害薬の治療が有効である癌患者を選択するための、これらの各々の試験およびこれらの試験の組合せに基づいた診断上のパラダイム、ならびにEGFR阻害薬の治療が有効でない癌患者を選択するための診断上のパラダイムを提供する。
Claim (excerpt):
a)i)上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子の増幅のレベル、
ii)EGFR遺伝子の多染色体性のレベル、
iii)チロシンキナーゼ受容体型受容体(HER2)遺伝子の増幅のレベル、および
iv)HER2遺伝子の多染色体性のレベルからなる群から選択される生物マーカーのレベルを患者からの腫瘍細胞のサンプルで検出する工程と、
b)i)EGFR阻害薬に対する感受性に相関しているコントロールレベルの該生物マーカー、および
ii)EGFR阻害薬に対する抵抗性と相関しているコントロールレベルの該生物マーカーからなる群から選択されるコントロールレベルの該生物マーカーに対する、該腫瘍細胞サンプルにおける該生物マーカーのレベルを比較する工程と、
c)該患者の腫瘍細胞における該生物マーカーのレベルが、該EGFR阻害薬に対する感受性と相関している該生物マーカーの該コントロールレベルと統計学的に類似し、もしくはそれを超える場合に、または該患者の腫瘍細胞における該生物マーカーのレベルが、該EGFR阻害薬に対する抵抗性と相関している該生物マーカーのレベルを統計学的に超える場合に、該EGFR阻害薬の治療的投与が有効であることが予測されるとして該患者を選択する工程と、あるいは
d)該患者の腫瘍細胞における該生物マーカーのレベルが該EGFR阻害薬に対する感受性と相関している生物マーカーの該コントロールレベルよりも統計学的に低い場合に、または該患者の腫瘍細胞における該生物マーカーのレベルが、該EGFR阻害薬に対する抵抗性に相関している該生物マーカーのレベルと統計学的に類似し、もしくはそれより低い場合に、該EGFR阻害薬の治療的投与が有効でないことが予測されるとして該患者を選択する工程とを備える、EGFR阻害薬の治療的投与が有効である、または有効でないことが予測される癌患者を選択する方法。
IPC (3):
C12Q 1/68
, G01N 33/53
, G01N 33/574
FI (3):
C12Q1/68 A
, G01N33/53 M
, G01N33/574 A
F-Term (12):
4B024AA12
, 4B024CA04
, 4B024CA09
, 4B024CA20
, 4B024HA14
, 4B063QA19
, 4B063QQ08
, 4B063QR08
, 4B063QR55
, 4B063QR62
, 4B063QS33
, 4B063QS34
Article cited by the Patent:
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EGFRチロシンキナーゼ阻害薬ゲフィチニブ(イレッサR)と癌
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癌治療の新たな試み 新編II, 20000531, 初版, p.20-21,33-35
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