Pat
J-GLOBAL ID:200903086199303900

フトン籠構造および土留め擁壁およびフトン籠構造の組立方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 加川 征彦
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):2001342277
Publication number (International publication number):2003138542
Application date: Nov. 07, 2001
Publication date: May. 14, 2003
Summary:
【要約】 (修正有)【課題】 2つのL形金網パネルの底部先端部を連結したフトン籠の組立の施工性と構造の安定性を向上させる。【解決手段】 1段目のフトン籠1は、2つの金網パネル4を対向配置し、底部先端部3aどうしの重なり部10を底部連結金具20で連結して、コ字形のフトン籠1とする。底部連結金具20は平坦なベース部21を持つので、単に地盤上に配置するだけでよく、1段目のフトン籠1の組立の施工性がよい。各段のフトン籠1の上縁部2a間に、両端に係止部25aを持つ水平材本体25に連結プレート26を一体固定した水平材7を架け渡す。2段目以上のフトン籠1では、上縁部2aと下段側の水平材7の連結プレート26とを斜材9で連結して、上下のフトン籠1を結合させる。急激な地盤変動が起こった時は、水平材7および斜材9が上段側のフトン籠1の抜け上がりを防止するが、連結プレート26が水平材本体25に固定されているので、フトン籠構造の安定性がよい。
Claim (excerpt):
壁部と底部とでL形をなす2つの金網パネルを底部先端部どうしが互いに重なり合うように前後方向に対向配置してなるコ字形のフトン籠を複数段、階段状にずらして積み重ねたフトン籠構造であって、1段目のフトン籠の左右の金網パネルの前記底部先端部どうしの重なり部を、この重なり部位置の地盤に置かれる、網目線材と係合可能な平坦なベース部と、重なり部の網目から上に突出する、前記ベース部に固定した立ち上がり部とからなる底部連結金具で係合させ、当該1段目のフトン籠の前後の壁部の上縁部と前記底部連結金具の立ち上がり部とを前後の斜材でそれぞれ連結し、かつ前後の壁部の上縁部間に、上面側に一体固定の立ち上がり部を備えた水平材を架け渡し係合させて、1段目のフトン籠を形成し、2段目のフトン籠の左右の金網パネルの前記底部先端部どうしの重なり部を、前記1段目のフトン籠の前記水平材の立ち上がり部を当該重なり部の網目に下から挿入して係合させ、当該2段目のフトン籠の前後の壁部の上縁部と前記水平材の立ち上がり部とを前後の2段目用の斜材でそれぞれ連結し、かつ前後の壁部の上縁部間に、前記1段目用の水平材と同じ構造の2段目用の水平材を架け渡し係合させて、2段目のフトン籠を形成し、3段目以上のフトン籠を、前記2段目のフトン籠と同様な構成で下段側のフトン籠の上に段積みして構成したことを特徴とするフトン籠構造。【請求項2】 前記水平材は、丸棒からなりその両端を折り返し屈曲して係止部を形成した水平材本体と、水平材本体の中央より片側寄り位置の上面に垂直に固定した、斜材連結用穴のある連結プレートとからなることを特徴とする請求項1記載のフトン籠構造。【請求項3】 複数のフトン籠をフトン籠長手方向に連接設置するとともに、前記斜材を各フトン籠の長手方向中央位置と片側端部位置とに設けたことを特徴とする請求項1記載のフトン籠構造。【請求項4】 前記底部連結金具は、フトン籠奥行方向またはフトン籠長手方向の網目寸法より広いベースプレートと、ベースプレートにフトン籠奥行方向をなして垂直に固定された、斜材連結用穴のある連結プレートとからなることを特徴とする請求項1記載のフトン籠構造。【請求項5】 前記底部連結金具を、溝形部材で構成し、この溝形部材のフランジ部に斜材連結用穴をあけたことを特徴とする請求項1記載のフトン籠構造。【請求項6】 前記底部連結金具の下面に、下方に突出するずれ防止部材を固定したことを特徴とする請求項1記載のフトン籠構造。【請求項7】 前記底部連結金具に、網目両側の線材にそれぞれ係合可能な2つのフック状部材を固定したことを特徴とする請求項1記載のフトン籠構造。【請求項8】 請求項1〜7のフトン籠構造における各段のフトン籠に中詰め材を詰めたことを特徴とする土留め擁壁。【請求項9】 壁部と底部とでL形をなす2つの金網パネルを底部先端部どうしが互いに重なり合うように前後方向に対向配置してなるコ字形のフトン籠を複数段、階段状にずらして積み重ねるフトン籠構造の組立方法であって、網目線材と係合可能な平坦なベース部と、重なり部の網目から上に突出する、前記ベース部に固定した立ち上がり部とからなる底部連結金具を地盤上の所定位置に置き、次いで、1段目の前面側金網パネルと後面側金網パネルとを対向配置して、両者の底部先端部どうしの重なり部を、当該重なり部の網目に下から挿入された前記底部連結金具の立ち上がり部により係合させ、次いで、当該1段目のフトン籠の前後の壁部の上縁部と前記底部連結金具の立ち上がり部とを前後の斜材でそれぞれ連結し、かつ前後の壁部の上縁部間に、上面側に一体固定の立ち上がり部を備えた水平材を架け渡し係合させて、1段目のフトン籠を形成し、次いで、その上に2段目の前面側金網パネルと後面側金網パネルとを対向配置して、両者の底部先端部どうしの重なり部を、当該重なり部の網目に下から挿入された前記水平材の立ち上がり部により係合させ、当該2段目のフトン籠の前後の壁部の上縁部と前記水平材の立ち上がり部とを前後の2段目用の斜材でそれぞれ連結し、かつ前後の壁部の上縁部間に、前記1段目用の水平材と同じ構造の2段目用の水平材を架け渡し係合させて、2段目のフトン籠を形成し、次いで、3段目以上のフトン籠を、前記2段目のフトン籠と同様な構成で下段側のフトン籠の上に段積みすること特徴とするフトン籠構造の組立方法。【請求項10】 請求項9のフトン籠構造の組立方法において、1段目のフトン籠を組み立てるに際して、底部連結金具を地盤上の所定位置に置いた後に2つの金網パネルを対向配置して2つの金網パネルの底部先端部どうしを係合させる手順に代えて、前面側金網パネルと後面側金網パネルとを対向配置して、両者の底部先端部どうしを重ね合わせた後に、底部連結金具のベース部を2つの金網パネルの重なり部の上面から網目を通して金網の下にくぐらせて、重なり部どうしを係合させることを特徴とするフトン籠構造の組立方法。
IPC (3):
E02B 3/08 301 ,  E02D 17/20 103 ,  E02D 29/02 301
FI (3):
E02B 3/08 301 ,  E02D 17/20 103 G ,  E02D 29/02 301
F-Term (3):
2D018CA02 ,  2D044DB43 ,  2D048AA72
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (3)
  • フトン籠構造および土留め擁壁
    Gazette classification:公開公報   Application number:特願2000-056856   Applicant:日鐵建材工業株式会社
  • 特許第3492522号
  • 特許第3492522号

Return to Previous Page