多層反射防止層を有する光学物品とその製造方法

Inventor： , ,
Applicant, Patent owner：
Agent (1)：西澤利夫 (外1名)
Gazette classification：公開公報
Application number (International application number)：1995280766
Publication number (International publication number)：1997127306
Application date： Oct. 27, 1995
Publication date： May. 16, 1997
Summary：

【要約】【課題】耐久性、耐候性、耐水性等に優れるとともに、分光特性が安定で、かつ反射防止性能に優れた光学物品を提供する。【解決手段】次式【化1】(Xは、-H、-ROH、または-RSHで、Rはアルキレン基)の芳香族化合物とイソチオシアネートとを重合させた透明基材と、その表面の有機ケイ素化合物とゾルとのコーティング組成物からのハードコート層、並びにその表面に設けた次の多層反射防止層とを有する光学物品。第1層:酸化チタンを主成分とする層第2層:二酸化ケイ素を主成分とする層第3層:酸化チタンを主成分とする層第4層:二酸化ケイ素を主成分とする層

Claim (excerpt)：

透明基材層(A)と、その表面に設けられるハードコート層(B)と、その上部に設けられる反射防止層(C)とを備えた光学部品であって、透明基材層(A)は、一般式が次式(1)【化1】(Xは、-H、-ROH、または-RSHを示し、RはCn H2nで、nは1〜4のアルキレン基を示す)で表わされる芳香族化合物とイソチオシアナート化合物及びラジカル重合開始剤とを含む組成物を重合させて得られる透明基材層からなり、ハードコート層(B)は、1)一般式が次式(2)【化2】(R1 は官能基または不飽和2重結合を有する炭素数4〜14の有機基を示し、R2 は炭素数1〜6の炭化水素基またはハロゲン化炭化水素基を示し、R3 は炭素数1〜4のアルキル基、アルコキシアルキル基またはアシル基を示し、a及びbはそれぞれ0または1であり、かつa+bは1または2である)で表わされる有機ケイ素化合物またはその加水分解物と、2)コロイド状に分散した、五酸化または三酸化アンチモンゾル、酸化ジルコニウムゾル、酸化チタンゾル、酸化スズゾル、酸化タングステンゾル、酸化アルミニウムゾル、酸化チタンと酸化セリウムの複合ゾル、酸化チタンと鉄の複合ゾル、酸化スズと酸化タングステンの複合ゾル、酸化スズと酸化タングステンの複合ゾルで酸化スズゾルを被覆した二重構造の変性ゾルの少くとも1種以上とを含むコーティング組成物からなるハードコート層であり、このハードコート層の表面に設ける反射防止層(C)は、少くとも、ハードコート層(B)表面側から空気側へ順に第1層:酸化チタンを主成分とする層第2層:二酸化ケイ素を主成分とする層第3層:酸化チタンを主成分とする層第4層:二酸化ケイ素を主成分とする層の4層構成からなる多層反射防止層であることを特徴とする多層反射防止層を有する光学物品。

IPC (11)：

G02B 1/11 , B32B 7/02 103 , B32B 9/00 , B32B 27/30 , C08F 12/06 MJY , C09D 4/00 PDQ , C09D183/07 PMS , C23C 14/02 , C23C 14/20 , G02B 1/04 , G02B 1/10

FI (11)：

G02B 1/10 A , B32B 7/02 103 , B32B 9/00 A , B32B 27/30 Z , C08F 12/06 MJY , C09D 4/00 PDQ , C09D183/07 PMS , C23C 14/02 A , C23C 14/20 A , G02B 1/04 , G02B 1/10 Z

Patent cited by the Patent：

Cited by examiner (15)

反射防止性プラスチックレンズ
Gazette classification：公開公報 Application number：特願平4-169282 Applicant：株式会社ニコン
特開平3-284715
紫外線吸収性反射防止膜を有するプラスチック光学物品
Gazette classification：公開公報 Application number：特願平4-300929 Applicant：東レ株式会社

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