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J-GLOBAL ID:201303031648799684

植物における糖鎖構造の改変方法及びその植物体

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):2013095760
Publication number (International publication number):2013143969
Application date: Apr. 30, 2013
Publication date: Jul. 25, 2013
Summary:
【課題】植物におけるN-結合型糖鎖へのフコース修飾を減少、抑制させる方法、当該フコース修飾を減少、抑制した植物形質転換体等を提供する。【解決手段】糖ヌクレオチドGDP-フコースの合成に関与する酵素をコードする遺伝子の転写、翻訳を、posttranscriptional gene silencing(PTGS)、ウイルス誘導ジーンサイレンシング(VIGS)、又はtranscriptional gene silencing(TGS)により阻害し、植物細胞内におけるGDP-フコース量を減少させることにより、糖蛋白質糖鎖、糖脂質糖鎖、オリゴ糖、多糖等を含む糖鎖へのフコース修飾を減少・抑制させる。【効果】アレルゲンとなり得るフコース修飾が除去された糖蛋白質等の生産が可能となり、植物で生産させた医療用糖蛋白質の臨床応用が可能となる。【選択図】図1
Claim (excerpt):
GDP-D-mannose-4,6-dehydratase(GMD)遺伝子発現を抑制する核酸断片を挿入した植物形質転換用ベクターを、植物に導入して該植物の形質転換を行うか、あるいは、GMD遺伝子発現を抑制する核酸断片を挿入した植物ウイルスベクターを、植物に感染させることにより、GMD遺伝子の発現を抑制して、GDP-フコース合成系を阻害し、植物における植物型のN-結合型糖鎖へのフコース修飾を減少、抑制する糖鎖構造の改変方法であって、 前記核酸断片が、GMD遺伝子の部分配列に相当するセンス鎖又はアンチセンス鎖からなる塩基配列を含み、かつ、それぞれ配列番号1及び2,配列番号3及び4、配列番号7及び8,並びに配列番号9及び10に示される塩基配列の組み合わせから選択されるいずれかのプライマーセットによって増幅される塩基配列を含んでいることを特徴とする糖鎖構造の改変方法。
IPC (3):
A01H 5/00 ,  C12N 15/09 ,  C07K 14/415
FI (3):
A01H5/00 A ,  C12N15/00 A ,  C07K14/415
F-Term (12):
2B030AD08 ,  2B030CA11 ,  4B024AA08 ,  4B024DA01 ,  4B024EA01 ,  4B024FA02 ,  4B024GA11 ,  4B024HA03 ,  4H045AA20 ,  4H045BA53 ,  4H045CA30 ,  4H045FA74
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (2)
Article cited by the Patent:
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