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J-GLOBAL ID:201303075293264587

電子状態計算方法、電子状態計算装置及びコンピュータプログラム

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (2): 河野 登夫 ,  河野 英仁
Gazette classification:再公表公報
Application number (International application number):JP2011068589
Publication number (International publication number):WO2012023563
Application date: Aug. 17, 2011
Publication date: Feb. 23, 2012
Summary:
計算対象となる物質の原子座標、有効相互作用の形式を定めることにより初期値の設定を行い(S11)、外部スカラーポテンシャル、有効系自己無撞着解、局在軌道を決定し(S13,S14)、作用素を算出する(S16)。下位モデルにおけるエネルギ汎関数の最適化及び電子密度の算出(S17,S18)、並びに上位モデルにおけるエネルギ汎関数の最適化及び電子密度の算出(S19,S20)を複数種の演算モデルについて行い、モデル列が収束した否かを判定する(S24)。モデル列が収束した場合、モデル列が共通の収束点として与える有効モデルを用いて物理量の算出を行う(S25)。
Claim (excerpt):
計算装置を用いて物質の電子状態を計算する方法において、 前記計算装置は、 物質の電子状態に対する近似解を与える複数の演算モデルの夫々を構成要素として含む集合を設定し、 複数の電子軌道上に存在する少なくとも2つ以上の電子を含む電子系に働く有効相互作用を含む有効ハミルトニアンを、各演算モデルを特定するために定め、 前記有効ハミルトニアンの自己無撞着解を前記集合内の各演算モデルを用いて計算する過程で、計算した自己無撞着解同士が連続的に変化する方向を特定しながら、前記集合がなす空間内で距離が近接する複数の演算モデルのうちで最適な演算モデルを量子力学的変分法に基づいて定め、 前記最適な演算モデルを逐次更新する際に、前記有効ハミルトニアンの自己無撞着解による電子系の変分エネルギを評価し、 評価した変分エネルギが計算すべき厳密解のエネルギに近接してゆき、しかも変分エネルギが単調減少凸関数をなすように演算モデルを更新して、一又は複数の変分エネルギの系列から前記電子状態の厳密解を計算する ことを特徴とする電子状態計算方法。
IPC (1):
G06F 19/00
FI (1):
G06F19/00 110

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