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J-GLOBAL ID:201803000412080373

活性型変異酵素の製造方法および新規活性型変異酵素、並びに可溶性化変異タンパク質の製造方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 特許業務法人特許事務所サイクス
Gazette classification:再公表公報
Application number (International application number):JP2016067392
Publication number (International publication number):WO2016199898
Application date: Jun. 10, 2016
Publication date: Dec. 15, 2016
Summary:
本発明は、異種発現系で活性型酵素または可溶性タンパク質として発現されない、または活性型酵素が発現しても微量である酵素を活性型変異酵素または可溶性タンパク質として発現させる方法であって、有効な変異導入位置及び変異後のアミノ酸を選定する手法を含む方法を提供する。さらにこの手法により得られた新規な活性型変異酵素も提供する。本発明は、不活性型酵素または不溶性タンパク質を特定し、不活性型酵素または不溶性タンパク質のαへリックス構造部分の親水性領域に存在する疎水性アミノ酸、疎水性領域に存在する親水性アミノ酸を特定し、親水性領域に存在する疎水性アミノ酸、疎水性領域に存在する親水性アミノ酸を置換したアミノ酸配列をコードする遺伝子を調製し、または、不活性型酵素のアミノ酸配列中の配列同一性の保存性が相対的に低いアミノ酸を特定し、このアミノ酸を、当該アミノ酸より保存性が高いアミノ酸で置換したアミノ酸配列をコードする遺伝子を調製し、この遺伝子を、異種発現系で発現させてタンパク質を得、得られたタンパク質から活性型変異酵素または可溶性化変異タンパク質を選択する、活性型変異酵素または可溶性化変異タンパク質の製造方法に関する。
Claim (excerpt):
天然型では酵素活性を示すタンパク質であるが、当該タンパク質の遺伝子を異種発現系で発現させると前記酵素活性を示さない、または微弱な酵素活性しか示さないタンパク質(以下、不活性型酵素と呼ぶ)のアミノ酸配列の内、αへリックス構造部分の親水性領域に存在する疎水性アミノ酸の少なくとも1つを置換し(但し、置換するアミノ酸は、当該アミノ酸よりも親水度の高い若しくは疎水度の低いアミノ酸に置換する)、および/または前記αへリックス構造部分の疎水性領域に存在する親水性アミノ酸の少なくとも1つを置換(但し、置換するアミノ酸は、疎水度の高い若しくは親水度の低いアミノ酸に置換する)したアミノ酸配列をコードする塩基配列を有する遺伝子を、異種発現系で発現させて、天然型で得られる活性と同種の酵素活性を有するタンパク質(以下、活性型変異酵素と呼ぶ)を選択することを含む活性型変異酵素の製造方法。
IPC (4):
C12N 15/09 ,  C12N 9/02 ,  C12N 9/04 ,  C12N 9/88
FI (4):
C12N15/00 A ,  C12N9/02 ,  C12N9/04 ,  C12N9/88
F-Term (8):
4B050CC03 ,  4B050CC04 ,  4B050DD02 ,  4B050DD13 ,  4B050LL01 ,  4B050LL02 ,  4B050LL03 ,  4B050LL05

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