Pat
J-GLOBAL ID:201803002020447603
肝硬変患者における肝細胞がん発生リスク及び予後を予測するための方法
Inventor:
,
,
,
,
,
,
,
,
,
,
Applicant, Patent owner:
,
Agent (1):
園田・小林特許業務法人
Gazette classification:再公表公報
Application number (International application number):JP2016077683
Publication number (International publication number):WO2017047813
Application date: Sep. 20, 2016
Publication date: Mar. 23, 2017
Summary:
本発明は、肝硬変患者の肝細胞がん発症リスク及び予後(生存率)を正確に予測するための方法及びキットを提供する。 本発明により、肝硬変患者の肝細胞がんの発症リスク及び予後を予測するための「肝細胞がん発症リスク判定指数」が、体液(血清)中の全CSF1Rに対するWFA/VVA結合性糖含有CSF1Rの割合(WFA+-CSF1R%)として算出する方法、「予後判定指数」がWFA/VVA結合性糖鎖含有CSF1R量(WFA+-CSF1R ng/ml)として算出する方法を提供した。さらに、両者の最適カットオフ値を決定し、被験者の「肝細胞がん発症リスク判定指数」がその最適カットオフ値以上であると肝細胞がん発症リスクが有意に高く、「予後判定指数」がその最適カットオフ値以上であると予後が有意に悪いことを実証した。 また、体液試料中のWFA/VVA結合性糖鎖含有CSF1RなどCSF1R検出に優れた抗CSF1R抗体(CSR-1〜30)を提供し、WFAレクチン以外のsrWFA及びVVAレクチンが用いられることを見出し、加えて全CSF1R量の測定に代え、CSF1R特異的レクチンと結合するCSF1R量を測定すればよいことも実証した。これらの抗CSF1R抗体及び各レクチンを構成要素として含む肝硬変患者の「肝細胞がんリスク判定指数」及び/又は「予後判定指数」を測定するためのキットなども提供できた。
Claim (excerpt):
肝硬変患者における肝細胞がんの発症リスク値の算出方法であって、(1)〜(4)の工程を含む算出方法;
(1)肝硬変患者の被験者から採取された一定容量の体液試料(以下、単に被検試料ともいう。)中の全CSF1R量(A)を測定する工程、
(2)被検試料中のWFA及び/又はVVA(以下、WFA/VVAと表記する。)結合性糖鎖含有CSF1R量(B)を測定する工程、及び
(3)全CSF1Rに占めるWFA/VVA結合性糖鎖を含有するCSF1R量の比率(C)を、「C(%)=(B)/(A)×100」として算出する工程、
(4)工程(3)で得られたC%の値を被験者の肝細胞がんの発症リスク値と決定する工程。
IPC (1):
FI (1):
F-Term (11):
4H045AA11
, 4H045AA20
, 4H045AA30
, 4H045BA10
, 4H045DA76
, 4H045EA20
, 4H045EA29
, 4H045EA51
, 4H045FA72
, 4H045FA74
, 4H045GA26
Return to Previous Page