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J-GLOBAL ID:202104008183054894  Research Project code:7700005147

歩行リハビリテーション支援のためのウェアラブル運動解析システムの開発

歩行リハビリテーション支援のためのウェアラブル運動解析システムの開発
Study period:2006 - 2006
Organization (1):
Principal investigator: ( , 総合理工学研究科知能システム科学専攻, 助教授 )
Research overview:
[研究背景] 歩行障害のリハビリテーションにおいて患者の運動状態を正確に評価できることは不可欠である。しかし臨床現場では療法士の目視による主観評価が中心であり、同じ患者に対しても療法士によって評価が異なるという状況さえ生じている。この問題を克服するためには客観的な運動解析が必要であり、現状ではオプトトラックとよばれる複数のビデオカメラの画像情報から運動軌道を解析する手法が用いられている。しかしこの計測システムは大掛かりなものであり、計測場所が実験室に限定される。しかも高価(1千万円以上)であり、用途も主として研究用に限定されていた。これではリハビリの現場において療法士や患者が日常的に使用することは不可能である。[目標と新規性] 我々は、図1のように腰に装着する小型加速度センサから、上記の手法とほぼ同等の計測精度を有する新しい計測技術を開発した(→論文と特許)。これは数10 グラム程度の小型のウェアラブルな計測システムであり計測の場所を選ばない。家庭での計測も可能であり、価格も数十万円程度で安価に構成できる。そこで本試験研究では、この計測システムを歩行障害のリハビリ支援に活用することを目標として、実用化へ向けた準備を進める予定である。具体的には、歩行機能のリハビリにおいて、その回復量を臨床現場で客観的に評価できる歩行解析システムを構築する。これを用いればリハビリの進捗状況を容易に記録できるので、患者のリハビリへの意欲を向上させる効果が期待される。[実施内容] 具体的には、1)歩行リハビリにおける機能の回復過程を本計測システムによって記録し、歩行軌跡データを収集する。2)その軌跡データから歩行機能の回復量を定量評価するための計算アルゴリズムを開発する。3)この評価アルゴリズムを本計測システムに実装し、リハビリによる回復量を臨床現場で容易に記録できる支援システムとして構築する。
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Research program:
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency

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