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J-GLOBAL ID：201102229104187800   整理番号：11A1613928

多収・良質・良食味の水稲新品種「あきだわら」の育成

著者 (15件)： 安東郁男 (農業技術研究機構 作物研) ,  根本博 (農業技術研究機構 作物研) ,  加藤浩 (農業技術研究機構 作物研) ,  太田久稔 (農業技術研究機構 作物研) ,  平林秀介 (農業技術研究機構 作物研) ,  竹内善信 (農業技術研究機構 作物研) ,  佐藤宏之 (農業技術研究機構 作物研) ,  石井卓朗 (農業技術研究機構 作物研) ,  前田英郎 (農業技術研究機構 作物研) ,  井辺時雄 (農業技術研究機構 作物研) ,  平山正賢 (農業技術研究機構 作物研) ,  出田収 (農業技術研究機構 作物研) ,  坂井真 (農業技術研究機構 作物研) ,  田村和彦 (農業技術研究機構 作物研) ,  青木法明 (農業技術研究機構 作物研)
資料名： 育種学研究  (Breeding Research)
巻： 13  号： 2  ページ： 35-41  発行年： 2011年06月01日 
JST資料番号： L3581A  ISSN： 1344-7629  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高い収量性と優れた玄米品質および食味を有する水稲新品種「あきだわら」を,「ミレニシキ」と「イクヒカリ」の交雑により育成した。本品種は短稈で穂長が長く,一穂籾数が多い耐倒伏性にも優れた中生品種である。収量は標準施肥で「コシヒカリ」よりも13%,「ミレニシキ」より4%高く,収量構成要素は「ミレニシキ」に近い。玄米の外観品質は「コシヒカリ」や「ミレニシキ」よりも優れ,腹白,心白および乳白が少ない。炊飯米の食味は「コシヒカリ」と同等で,「ミレニシキ」や「日本晴」よりも優れる。いもち病および縞葉枯病抵抗性は弱いが,葉枯病および穂発芽抵抗性は優れる。SSRマーカーを用いたグラフ遺伝子型を調べた結果,本品種は「アケノホシ」と同じ遺伝子型を示した。本品種の一穂籾数の多さは「アケノホシ」のGn1座遺伝子に由来すると考えた。

シソーラス用語： *水稲 ,  *新品種 ,  *品種差 ,  作物育種 ,  交雑育種 ,  植物成長 ,  作物収量 ,  収量構成要素 ,  玄米 ,  品質 ,  味 ,  耐病性 ,  遺伝子型 ,  量的形質遺伝子座 ,  植物生理
準シソーラス用語： *あきだわら ,  食味

分類 (2件)： 稲作  (FC03020C) ,  作物の品種  (FC02020V)

引用文献 (8件)：

• ASHIKARI, M. Science. 2005, 309, 741-745
• 東正昭. 東北農試研報. 1994, 88, 15-38
• 井辺時雄. 農研センター研報. 2001, 34, 37-48
• 井辺時雄. 作物研究所研報. 2004, 5, 35-51
• 農林水産省大臣官房統計部. 平成21年産水稲の品種別収穫量. 農林水産統計. 2010, 1

タイトルに関連する用語 (5件)： 多収 ,  良質 ,  良食味 ,  水稲 ,  新品種