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J-GLOBAL ID：201102233586990467   整理番号：11A1423548

教育用簡易放射線測定器“はかるくん”のエネルギー特性

著者 (4件)： 飯本武志 (東大) ,  須藤幸雄 (日本アイソトープ協) ,  中村美和 (日本アイソトープ協) ,  草間経二 (日本アイソトープ協)
資料名： Isotope News  (Isotope News)
号： 689  ページ： 17-21  発行年： 2011年09月01日 
JST資料番号： G0331A  ISSN： 0285-5518  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 福島第一原子力発電所事故発生後,手軽に空間線量率を測定できる小型サーベイメータに対する関心が高まっている。教育用簡易放射線測定器”はかるくん”は,元々,環境モニタリングや環境放射線に関する評価・分析を目的としたものではないが,ある程度の指示誤差を容認すれば,その指示値(μSv/h表示,1cm線量当量率)に一定の信頼を置くことができる。5種類各3台の”はかるくん”のエネルギー特性試験を,日本アイソトープ協会の基準場(放射線教育実習で使用している場)で実施した。福島第一原子力発電所事故で注目されている¹³⁷Csと¹³⁴Csに関して”はかるくん”は,放射線管理用のサーベイメータには及ばないが,いずれもレスポンス(エネルギー特性)が良く,精緻な線量評価には向かないが,学習用の測定器として優れた性能を有していることがわかった。学校教育の場において,”はかるくん”が有効に活用されれば,引き続き放射線に関する正しい知識の習得と普及に資するものと期待できる。

シソーラス用語： 放射線検出器 ,  線量率 ,  *サーベイメータ ,  線量評価 ,  科学教育 ,  線量当量 ,  *環境放射線
準シソーラス用語： *放射線測定器 ,  *空間線量率 ,  *放射線教育 ,  福島第一原子力事故

分類 (1件)： 放射線検出・検出器  (AD08020J)

タイトルに関連する用語 (4件)： 教育 ,  簡易 ,  放射線測定器 ,  エネルギー特性