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J-GLOBAL ID:201102268537605084   整理番号:11A1944397

カーネーションにおけるアシルグルコース依存性アントシアニン 5-O-グルコシルトランスフェラーゼ遺伝子の構造といくつかの品種における転位要素によるその破壊

Structure of the acyl-glucose-dependent anthocyanin 5-O-glucosyltransferase gene in carnations and its disruption by transposable elements in some varieties
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巻: 286  号: 5-6  ページ: 383-394  発行年: 2011年12月 
JST資料番号: C0025C  ISSN: 1617-4615  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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カーネーション(Dianthus caryophyllus)のピンク,赤,深紅色花弁色はアントシアニンにより作られる。アントシアニンであるペラルゴニジン,シアニジンは3と5位で2つのグルコース,および一つのリンゴ酸により修飾される。花弁色の変異はその様な修飾の欠陥にあり,例えば5位のグルコースの脱落は,いくつかの商業上品種の色変異体に関係している。この変異に関して,5位のグルコシル化では5-O-グルコシルトランスフェラーゼによる修飾が最も重要な役割を担っている。最近著者等は,グルコースドナーとしてUDPグルコースではなくアシルグルコースを用いる,新規アシルグルコース依存性アントシアニン 5-O-グルコシルトランスフェラーゼ(AA5GT)を同定した。著者等はいくつかの品種でAA5GT発現消失がアントシアニン5位のグルコシル化の消失に関与していることを紹介したが,AA5GT発現がこの様に抑制される原因を決定できずにいた。本論文において著者等はAA5GT遺伝子単離に成功し,それが12エキソンと11イントロンより構成されていることを発見した。5位のグルコースが脱落したカーネーション品種において著者等は2つの異なるレトロトランスポゾンであるTy1dic1とRetdic1のAA5GTへの挿入を同定した。Ty1/copiaファミリーのクラスI末端反復配列(LTR)レトロトランスポゾンに属するTy1dic1をエキソン10に挿入した。長鎖散在反復配列(LINE)様配列を含むRetdic1をイントロン5に挿入した。するとTy1dic1あるいはRetdic1の挿入によりAA5GTが破壊され,アントシアニン5位でのグルコシル化が欠損した。Copyright 2011 Springer-Verlag Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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遺伝子の構造と化学  ,  遺伝的変異  ,  花き・花木 

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