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J-GLOBAL ID:201202247371392923   整理番号:12A0100731

被災地農業の復興にむけて 津波・高潮により被災した農地,特に水田におけるかんがいによる除塩について

著者 (9件):
資料名:
巻: 87  号:ページ: 162-170  発行年: 2012年01月01日 
JST資料番号: G0801A  ISSN: 0369-5247  CODEN: NOOEA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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海水の侵入を受けた農地面積は約23,600ha,海水の塩分濃度は約3.3~3.8%,ECは25°Cで約51dS/mと推定される。主要な作物の収量がゼロになるかんがい水のECは,およそ3~20dS/mである。今回の震災では,排水機場が破壊,農業排水路は大量の瓦礫で閉塞,降雨による二次的湛水被害が懸念され,農地には瓦礫と土砂が堆積している。先ずは,瓦礫除去が優先されたので,本年度に除塩・作付けされた農地は,被災面積の10%以下に留まった。本稿では,津波・高潮に伴い海水が侵入した農地,特に水田におけるかんがいによる除塩に焦点を当て,その原理と既往の知見について整理し,次年度以降の除塩作業における留意点を述べる。かんがいに主要な除塩方法は,1)代掻きによるものと,2)浸透によるものの,二通りである。これまでの津波・高潮で被災した水田の除塩例から得た知見を整理している。事例は,伊勢湾台風による高潮,北海道における塩水かんがい,熊本台風18号による高潮,香川台風16号による高潮,福島における高潮,富山低気圧による高潮などである。以上の災害から得られた知見を,1)除塩に必要な用水量,2)除塩の目標値,3)除塩時の石灰施用に分けて整理されている。今後の除塩作業に係わる留意点は,1)降水等で塩分濃度の鉛直方向分布が変化する,2)除塩用水の塩分濃度,3)その他である。
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分類 (2件):
分類
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農業土木  ,  自然災害 
引用文献 (25件):
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