抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,再生可能エネルギーの大量導入による逆潮流発生に対応するためのLVR設置位置について検討する。配電系統へのPV大量導入による逆潮流発生に対して,LRT,SVRによる電圧管理制御が研究されているが,制御範囲に面的広がりを持つため,低圧配電系統の局所的な電圧管理が難しいという問題点がある。これへの対策として柱上変圧器単位で電圧制御が可能なオートタップチェンジャー付柱上変圧器(LVR)の開発・導入が進んでいる。LVRを設置することで低圧系統単位での電圧管理が可能になるためLRT,SVRでは制御が困難となる局所的な電圧問題に対して有効であるが,LVR設置位置については高圧系統側の配電制御機器の影響を定量的に評価した上で決定する必要がある。そこで,本稿では地域特性を含む高圧系統を模擬し,低圧系統を詳細模擬した高低圧一貫型配電系統モデルであるOpen CREST EMSモデルの提案を行った。そして,提案モデルを用いて低圧系統単位で電圧制御可能なLVR設置位置について検討を行うため,PV連系配電系統モデルを用いてLRT/SVRに各LDC方式を実装して逸脱軒数の観点から電圧制御効果について検証を行った。その結果,次世代のLDC方式である双方向対応型LDC方式を適用することで現行の逆送タップ固定LDC方式と比較して30%程度の逸脱軒数削減効果があることを確認した。タップ変更点においては電圧管理が厳しく,また低圧系統内での電圧上昇を高圧系統側の電圧制御だけでは管理が難しいことから,LVRの設置地点としてはタップ変更点,双方向型で電圧管理が困難となる地点に設置することで逸脱軒数の大幅な削減が可能なことを確認した。