グリオキシル酸シャントはRhodococcus erythropolis N9T-4のCO<sub>2</sub>-貧栄養増殖に不可欠である

YANO Takanori; YOSHIDA Nobuyuki; YU Fujio; YU Fujio; WAKAMATSU Miki; WAKAMATSU Miki; TAKAGI Hiroshi

文献

J-GLOBAL ID：201602218368128220 整理番号：16A0415735

グリオキシル酸シャントはRhodococcus erythropolis N9T-4のCO₂-貧栄養増殖に不可欠である

The glyoxylate shunt is essential for CO₂-requiring oligotrophic growth of Rhodococcus erythropolis N9T-4

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資料名：
巻： 99 号： 13 ページ： 5627-5637 発行年： 2015年07月
JST資料番号： H0764A ISSN： 0175-7598 CODEN： EJABDD 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：ドイツ (DEU) 言語：英語 (EN)

ユニークなゲノム削除方法により構築ランダム突然変異ライブラリーのスクリーニングは,それぞれイソクエン酸リアーゼ,リンゴ酸シンターゼとホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼをコードするaceA,aceBとpckG遺伝子が,無機培地の平板上での生存に必要なことを示した。aceA,aceBとpckGの欠失変異体はL-リンゴ酸とD-グルコースを含む無機培地平板上でよく増殖し,グリオキシル酸(GO)シャントと糖新生がN9T-4の貧栄養増殖に必須であることを示唆した。興味深いことに,TCAサイクルのほとんどの酵素活性は,N9T-4の無細胞抽出物で観察された。N9T-4の組換えαケトグルタル酸デカルボキシラーゼは,時間依存的にコハク酸セミアルデヒド(SSA)を形成するαケトグルタル酸の脱炭酸を触媒した。N9T-4はまた,検出可能SSAデヒドロゲナーゼ活性を示し,N9T-4がスクシニルCoAよりもSSAを使用する変異TCAサイクルを持つと結論した。以上の結果は,貧栄養N9T-4細胞がCO₂などの炭素の損失を回避し,TCAサイクルでのCoA単位を節約するためにGOシャントを利用することを示唆した。

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分化,増殖,成長,生殖 , 微生物に対する影響 , 遺伝的変異

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グリオキシル酸シャントはRhodococcus erythropolis N9T-4のCO2-貧栄養増殖に不可欠である

グリオキシル酸シャントはRhodococcus erythropolis N9T-4のCO₂-貧栄養増殖に不可欠である