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J-GLOBAL ID:201602233995326555   整理番号:16A1003572

フェノール+-Rg(Rg=Ar,Kr)二量体における光イオン化誘起π.⇔.Hサイトスイッチング動力学のピコ秒時間分解赤外スペクトルによる検出

Photoionization-induced π.⇔. H site switching dynamics in phenol+-Rg (Rg = Ar, Kr) dimers probed by picosecond time-resolved infrared spectroscopy
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巻: 18  号: 35  ページ: 24746-24754  発行年: 2016年09月21日 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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フェノール+-Rg(Rg=Ar,Kr)二量体におけるイオン化誘起π.⇔. Hサイトスイッチング反応をピコ秒時間分解赤外分光法(ps-TRIR)により実時間観測した。ps-TRIRスペクトルはπ結合中性クラスタの共鳴光イオン化において消失しない遊離OH伸縮バンドが急速に出現し,水素結合(H-bonded)OH伸縮バンドが遅れて出現することを示した。本結果はRg配位子がイオン化により芳香環のπ結合サイトからOH基の水素結合サイトにスイッチすることを直接示した。続くH→π逆反応は二量体をπ.⇔.H平衡に収束させた。本結果はPhOH+-Ar2三量体の一段階π→H正反応が収率100%であることと顕著な対照を示す。反応機構および収率はクラスタ内振動エネルギー再分配に大きく依存した。2種の振動のバンド強度の時間変化について古典的速度式解析の結果,PhOH+-ArおよびPhOH+-Krのπ→H正反応の時定数τ+=122および73ps,H→π逆反応のτ-=155および188psで類似した推定値を得た。PhOH+-Ar2三量体(τ+=7ps)に比べて1桁遅い時定数を,二量体における第二のArが存在しないことによる状態密度の減少により説明した。両PhOH+-Rg二量体が類似の時定数を示すことを類似の分子間振動数から生じる同様なポテンシャルエネルギー面,反応経路,状態密度に基づく古典的考察により説明した。Copyright 2016 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (4件):
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分子化合物  ,  光化学反応  ,  分子間相互作用  ,  錯体の赤外・Ramanスペクトル(分子) 
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