文献
J-GLOBAL ID:201602241543110981   整理番号:16A0536786

冷蔵(12.5°C)がトマト(Solanum lycopersicum)の果実フレーバーに及ぼす影響:生化学および官能分析

Effect of refrigerated storage (12.5°C) on tomato (Solanum lycopersicum) fruit flavor: A biochemical and sensory analysis
著者 (7件):
資料名:
巻: 111  ページ: 6-14  発行年: 2016年01月 
JST資料番号: W1912A  ISSN: 0925-5214  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
冷蔵は園芸作物のシェルフライフ延長のためのポストハーベスト技術の主流であるが,トマト(Solanum lycopersicum)のフレーバーに悪影響を及ぼしてしまう。そこで,本研究では12.5°Cでの冷蔵がトマトの香気プロファイル,官能品質および消費者のフレーバー感知に及ぼす影響を調べることを目的とした。まず,C6および3-メチルブタノール発生量をGC法により調べた。また,オキシリピンの生合成経路に関与するアルコールデヒドロゲナーゼ(ADH)とリポキシゲナーゼ(LOX)の酵素活性と遺伝子発現も調べた。さらに,10および12.5°Cでの冷蔵がフレーバー感知に及ぼす影響を比較するため,定量的記述分析(QDA)と消費者テストを実施した。その結果,12.5°Cでの冷蔵は処理9日後から総芳香性揮発物質の全般的な低下を引き起こした。また,ヘキサナール,ヘキサノールおよびcis-3-ヘキサノールの蓄積が認められず,trans-2-ヘキサノールの一時的な増加と3-メチルブタノールの蓄積が認められた。熟練パネラーは,これらの変化をカビ臭/湿気臭記述子の増加として感知し,この記述子は12.5°C貯蔵果実よりも10°C貯蔵果実のほうが高かった。10°C貯蔵果実は消費者に鮮度が低くて異臭がすると感じられ,消費者嗜好が低かった。一方,12.5°C貯蔵果実と20°C貯蔵果実との違いは消費者に判別されなかった。これらの結果から,12.5°Cで貯蔵したトマト果実は10°C貯蔵果実よりも高い官能品質を保持できると考えた。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

著者キーワード (5件):
分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
果実とその加工品  ,  酵素生理  ,  植物の生化学 
物質索引 (6件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る