文献
J-GLOBAL ID:201602284386081533   整理番号:16A0540471

トマトのSlExp1遺伝子の突然変異誘発により,細胞壁代謝が変化し,果実の軟化が遅れる

Induced mutations in tomato SlExp1 alter cell wall metabolism and delay fruit softening
著者 (12件):
資料名:
巻: 242  ページ: 195-202  発行年: 2016年01月 
JST資料番号: C0945B  ISSN: 0168-9452  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アイルランド (IRL)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
果実の熟成と軟化は多くの新鮮な果実にとって主要な形質である。軟化過程では細胞壁代謝が主要な役割を演じるので,果実の過剰成熟と劣化を調節するためにエクスパンシン類を検討した。トマトでは,果実熟成途中でのExpansin1遺伝子SlExp1の発現が果実の軟化と関連する。シェルフライフが長いトマト植物を遺伝子工学で作り出すために,ここではSlExp1蛋白質の機能を害した突然変異植物をスクリーニングした。2種類の突然変異誘発体Slexp1-6 W211SとSlexp1-7 Q213Stop遺伝子の特性化により,SlExp1蛋白質の機能喪失は果実の硬さ増大と果実熟成の遅れを導くことを示した。Slexp1-7 Q213Stop遺伝子突然変異体の細胞壁多糖類組成の解析によりウロン酸,中性糖および全糖類含量の重大な差異が指摘された。エンド-β-1,4-D-グルカナーゼ加水分解とMALDI-TOF分光分析法によるヘミセルロース化学分析により,Slexp1-7 Q213Stop遺伝子突然変異体の果皮中でキシログルカン構造が影響を受けることが明らかになった。結局それらの結果は,SlExp1遺伝子の機能喪失はよりヘミセルロース構造の変更により硬い果実と熟成が遅い果実を生成することを示した。それらのSlExp1遺伝子の全変異体は,対照的な果実組織を持つシェルフライフが長いトマト系統の育種並びに新鮮な果実での細胞壁多糖類集合の動力学を理解するための良い手段であることを表している。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
野菜  ,  遺伝的変異  ,  遺伝子の構造と化学  ,  物質の代謝 

前のページに戻る