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J-GLOBAL ID：201602289554400230   整理番号：16A1043197

新たなCaGa₄O₇:Nd³⁺の発光特性に対するNa⁺コドーピングによる電荷補償の明確な影響

A clear effect of charge compensation through Na⁺ co-doping on luminescent properties of new CaGa₄O₇:Nd³⁺

著者 (2件)： Puchalska M. (Faculty of Chemistry, University of Wroclaw, 14. F. Joliot-Curie Street, 50-383, Wroclaw, Poland) ,  Watras A. (Institute of Low Temperature and Structure Research, Polish Academy of Sciences, 2 Okolna Street, 50-422, Wroclaw, Poland)
資料名： Journal of Alloys and Compounds  (Journal of Alloys and Compounds)
巻： 688  号： PA  ページ： 253-260  発行年： 2016年12月15日 
JST資料番号： D0083A  ISSN： 0925-8388  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2つのシリーズの新しいカルシウムガレート,Ca_1-xNd_xGa₄O₇およびCa_1-2xNd_xNa_xGa₄O₇(x=0.001,0.01,0.03,0.05,0.1)を,改良Pechini法により合成し,その298Kおよび77Kにおける光学特性を研究した。f-f遷移への直接励起に対して約1075nmに最大値を持つIR領域における相対的に強い特性Nd³⁺発光が,全ての試料に観察された。減衰キネティクスと共に形態,発光および吸収スペクトルに対する活性剤濃度とNa⁺コドーピングの影響を詳細に調べた。結果は,Nd³⁺濃度とアルカリ金属のコドーピングの両者が光学特性に影響するが,粉末の形態に影響を持たないことを示した。活性剤濃度の関数としての発光スペクトル(298および77K)の研究は,結晶格子中に生成したある欠陥により,活性剤濃度の増大と共にNd³⁺の局所対称性の乱れの増大を示した。一方で,Na⁺によるコドーピングは,より小さいNd³⁺イオンの局所的対称性の乱れと著しく向上した発光をもたらした。両シリーズの化合物の減衰キネティクスの解析は,CaGa₄O₇格子中のNd³⁺イオンの小さいクラスター化のために,Na⁺イオンによって電荷補償された粉末に,より小さい濃度消光を示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ガリウム酸塩 ,  *カルシウム化合物 ,  *ネオジム化合物 ,  *ナトリウム化合物 ,  *ドーピング ,  *ルミネセンス ,  *ゾル-ゲル法 ,  化学合成 ,  ガリウム化合物 ,  硝酸塩 ,  硝酸ナトリウム ,  ポリカルボン酸 ,  ジオール ,  *か焼 ,  発光 ,  吸収スペクトル ,  消光 ,  濃度依存性 ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  ヒドロキシ酸
準シソーラス用語： コドーピング ,  Pechini法 ,  硝酸ガリウム ,  硝酸ネオジム ,  濃度消光

著者キーワード (5件)： Calcium gallate ,  Nd³⁺ luminescence ,  Charge compensation ,  Decay kinetics ,  Alkali metal co-doping

分類 (4件)： 塩  (CD01050V) ,  セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V) ,  無機化合物のルミネセンス  (BM08093J) ,  金属酸化物及び金属カルコゲン化物の結晶構造  (BK07020Y)

物質索引 (2件)： クエン酸 ,  エチレングリコール

タイトルに関連する用語 (3件)： 発光特性 ,  コドーピング ,  電荷補償