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J-GLOBAL ID:201702219571020478   整理番号:17A0615449

カードラン/DMSO/水三成分系のゲル化における水の役割

Role of Water in Gelation of Curdlan/DMSO/Water Ternary System
著者 (4件):
資料名:
巻: 45  号:ページ: 49-56(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: Z0961A  ISSN: 0387-1533  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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著者らは,ゲル化機構を明らかにするために,ジメチルスルホキシド(DMSO)と水との混合溶媒中でカードランの三成分ゲルの構造および粘弾性を水の重量分率φwの関数として調べた。動的粘弾性測定は,ゲル化が1重量%(φ=0.01)の水の添加により誘発され始める。そして,プラトー弾性率が,φwは0.15までの範囲においてφwの増加によって増加する。1H-NMR技術を用いたスピン-格子緩和時間T1測定は,三成分ゲル中に異なる水を少なくとも2種類存在することを明らかにした。混合溶媒中の水プロトンの値とそれらのT1の値を比較することにより,より短いT1(Water-1)は,三成分ゲルに含まれる混合溶媒中に分散した水分子に起因するものであった。一方,水と水の相互作用が支配的な状況下では,より長い水分(Water-2)が存在すると推測された。著者らは,Water-2が架橋点付近に局在し,架橋点の形成にさらに関連していると仮定した。プラトー弾性率GcとWater-2φWater-2の重量分率との間にはほぼ直線的な関係が認められ,架橋点の数は,三成分ゲルの一定容積におけるφWater-2に比例して増加する。また,隣り合う架橋点間の距離と,Water-2の領域の大きさ(等価球面半径)は,φWater-2に応じて15~9.3nmと2.1~2.5nmとそれぞれ推定される。これらすべての結果は,Water-2に関する仮説の妥当性を裏付けている。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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多糖類  ,  レオロジー一般  ,  高分子固体の構造と形態学 
物質索引 (1件):
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引用文献 (36件):
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