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J-GLOBAL ID：201702221067274075   整理番号：17A0332133

都市解析のためのモデルとデータ:理論と実践の架け橋【都市の新たな政策課題への対応】商業施設の撤退の数理分析

著者 (1件)： 讃岐亮 (首都大学東京 都市環境)
資料名： 都市計画  (City Planning Review)
号： 325  ページ： 76-79  発行年： 2017年03月15日 
JST資料番号： G0227A  ISSN： 0495-9280  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 筆者らは商業施設撤退の数理モデル構築と実証研究を行った。売上高が,施設の撤退・存続に大きく関わるものと考え,選択配分モデルによって導出される施設の集客力について,開設時の集客力の半分を下回れば撤退する,というモデルを撤退モデルと呼ぶ。岩手県の4市を検証対象地域とし,家電量販店を対象施設にモデルを検証した。撤退の閾値として0.5を設定した検証では,撤退事例のうち2例は撤退モデルに合致すること,存続している9施設のうち7施設は撤退モデルの存続条件を満たすことから,撤退モデルの妥当性が確認できた。同時に,撤退の閾値として設定した集客保持率「0.5」という値に,一定の説明力があることが示唆された。

シソーラス用語： *解析 ,  *都市 ,  *都市政策 ,  *商業施設 ,  *数学モデル ,  *閾値 ,  岩手県 ,  専門店
準シソーラス用語： 都市解析 ,  数理モデル ,  売上高 ,  量販店

分類 (3件)： 数理計画法  (KA03030M) ,  都市計画一般,都市経済学  (RD01010S) ,  都市計画の調査分析,分析手法  (RD01020D)

引用文献 (5件)：

• 岩崎邦彦(1999):都市とリージョナル・マーケティング,中央経済社
• 井上芳恵・中山徹(2002):大型店撤退に関する研究-撤退大型店の特徴および行政の対応策,都市計画論文集No.37,pp.739-744
• 小本恵照(2000):小売業店舗戦略の経済分析,NTT出版
• 讃岐亮・吉川徹(2010):集客力の変化に着目した商業施設撤退モデルの構築-家電量販店の撤退と存続を例として,都市計画論文集No.45-3,pp.637-642
• 讃岐亮・吉川徹(2009):複数都市・競合施設の存在状況下における集客ポテンシャルモデル-大規模商業施設の立地を追って,都市計画論文集No.44-3,pp.769-774

タイトルに関連する用語 (8件)： 都市 ,  解析 ,  モデル ,  理論 ,  政策 ,  商業施設 ,  撤退 ,  分析