文献

J-GLOBAL ID：201702224138583568   整理番号：17A0325468

天然サポニングリチルリチン酸のフィブリル自己集合に基づく熱応答性構造化乳濁液【Powered by NICT】

Thermoresponsive structured emulsions based on the fibrillar self-assembly of natural saponin glycyrrhizic acid

著者 (7件)： Wan Zhili (Research and Development Center of Food Proteins, Department of Food Science and Technology, South China University of Technology, Guangzhou 510640, China. [e-mail] [e-mail]) ,  Sun Yingen ,  Ma Lulu ,  Guo Jian ,  Wang Jinmei ,  Yin Shouwei ,  Yang Xiaoquan
資料名： Food & Function  (Food & Function)
巻： 8  号： 1  ページ： 75-85  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2339A  ISSN： 2042-6496  CODEN： FFOUAI  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 液体油を変換柔らかい固体構造化乳濁液系に構造化材料として天然に存在するサポニン,グリチルリチン酸(GA)の新規使用を報告した。GA分子の異方性自己集合からのGAナノフィブリルは最初に高温度で容易な一段階乳化を用いた水中オリーブ油型乳濁液を作製するための安定剤として用いた。,得られた乳濁液はゲルネットワーク形成しており,これは連続相と同様に液滴表面でGAフィブリル間の強い非共有結合相互作用に主として起因してを誘発するためにその後の冷却を適用することにより,エマルションゲルへのさらなる自己組織化した。GAフィブリルは多層形で界面に吸着し,高静電反発力を持つユニークなフィブリルシェルの形成,これはGAフィブリル安定化油滴のための優れた安定性,貯蔵及び加熱中の全乳濁液ゲルを提供できるにつながった。連続相における自己組織化GAフィブリルネットワークの熱可逆性ゲル-ゾル転移は温度応答性切り替え可能挙動を有する安定乳濁液ゲルを与えた。さらに,ネットワークに埋め込まれたGA線維被覆油滴が接近して充填され,ゲルマトリックスと関係していることが分かった。結果として,乳濁液ゲルは多くの興味あるレオロジー挙動,高いゲル強度,せん断感度,良好なチキソトロピー回収を示した。天然サポニンに基づくこれらの簡単で安価なスマート応答油構造化材料は食品,医薬品,または化粧品の分野における新しい応用を見出すことができた。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： 自己組織化 ,  *乳濁液 ,  チキソトロピー ,  液滴 ,  *自己集合 ,  高温 ,  *熱応答 ,  界面 ,  ゲル ,  *サポニン ,  乳化 ,  *構造形成 ,  剪断 ,  斥力 ,  油滴

分類 (3件)： 食品の品質  (FJ01040F) ,  食用油脂,マーガリン  (FJ09010C) ,  脂質の代謝と栄養  (EJ02034Q)

タイトルに関連する用語 (7件)： サポニン ,  グリチルリチン酸 ,  フィブリル ,  自己集合 ,  熱応答性 ,  構造化 ,  乳濁液