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J-GLOBAL ID：201702231473085982   整理番号：17A0477272

THM連成解析における凍結土力学モデルのフレームワーク:温度・拘束圧効果について

著者 (3件)： 西村聡 (北大) ,  WANG Jinyuan (北大) ,  佐々木飛翔 (北大)
資料名： 地盤工学会北海道支部技術報告集(CD-ROM)
号： 57  ページ： ROMBUNNO.8  発行年： 2017年02月 
JST資料番号： L0301B  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 土の凍結に関して熱力学的・水理学的・力学的(THM)な連成を厳密に行うTHM解析をベースにした凍結土力学モデルのフレームワークを提案した。モデルは純水で飽和した土のみを対象とし,凍結土中では土粒子に不凍水が張り付き温度低下とともに順次間隙氷が形成されるとした。また再構成粘土を用いて行われた非排水凍結三軸圧縮試験の結果をもとにモデル化を進めた。氷と液体の境界には表面張力が発生しサクションとして働く。また氷は短期的に大きなせん断応力を受け持つため,この効果を如何にモデルで表現するかが重要なポイントとなった。構築されたモデルでは,強度に対する凍結前後での拘束圧変化の影響や温度の影響を表現できることを具体的に示した。

シソーラス用語： 数値解析 ,  *凍土 ,  *力学モデル ,  圧力 ,  拘束 ,  温度依存性 ,  飽和土 ,  三軸圧縮試験 ,  界面張力
準シソーラス用語： 吸引圧 ,  拘束圧 ,  連成解析

分類 (1件)： 雪氷工学,寒中工事  (RC03000S)

引用文献 (14件)：

• Alonso, E.E., Gens, A. and Josa, A. (1990) Constitutive model for partially saturated soils. Géotechnique 40(3) 405-430.
• Bishop, A.W. and Blight, G.E. (1963) Some aspects of effective stress in saturated and partly saturated soils. Géotechnique 13(3) 177-197.
• Blanchard, D. and Fremond, M. (1985) Soil frost heaving and thaw settlement. Proceedings of the 4th International. Symposium on Ground Freezing, Sapporo. 209-216.
• Casini, F., Gens, A., Olivella, S. and Viggiani, G. M. (2014) Artificial ground freezing of a volcanic ash: laboratory tests and modelling. Environmental Geotechnics 3(3) 141-154.
• Chamberlain, E., Groves, C. and Perham, R. (1972) The mechanical behaviour of frozen earth materials under high pressure triaxial test conditions. Géotechnique 22(3) 469-483.

タイトルに関連する用語 (6件)： 連成解析 ,  凍結土 ,  力学モデル ,  フレームワーク ,  拘束 ,  圧効果