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J-GLOBAL ID:201702243886415992   整理番号:17A0615473

イタコン酸を過剰に使う分子刷込により得たニコチン選択的ポリマ吸着剤

Nicotine-Selective Polymeric Adsorbent Obtained by Molecular Imprinting with Excess Use of Itaconic Acid
著者 (4件):
資料名:
巻: 38  号:ページ: 15-21(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: L1501A  ISSN: 1342-8284  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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近年,ニコチンは固相抽出(SPE)の様な予備処理をするクロマトグラフィーで大部分分析されている。効果的な予備処理法の1つはアフィニティー抽出であろう。しかしながらニコチンのSPEに使える実際的生体分子アフィニティー媒体が無い。ニコチン選択的な合成アフィニティー媒体作成のための手法として,(鋳型としての)標的分子と機能的モノマとの間の錯体種の形成に基づく分子刷込法を検討した。そこで,高いアフィニティーと選択性を持った分子刷込高分子(MIPs)を作るには,機能的モノマの選択が非常に重要である。本研究では,ニコチン選択的MIPs合成における機能的モノマとして,二つのカルボキシ基を持つイタコン酸(IA)を用いた。機能的モノマとしての有用性を評価するため,メタクリル酸(MA),2-(トリフルオロメチル)アクリル酸(FM)及びメチルイタコナート(MI)のような他の酸性モノマをIAと比較した。クロマトグラフィー試験では,イタコン酸を使い合成したMIP(IP-IA16)上でのニコチンの保持係数は40.4で,非刷込高分子(BP-IA16)での3.1倍であったが,他のモノマを使ったMIPsでの保持係数は21.6或いはそれより小さく,対応する非刷込ブランク高分子(BPs)の場合の1.2倍であった。コチニン,3-メチルピリジン及びN-メチルピロリジンを対象化合物とする選択性試験では,IP-IA16がニコチンに対する最大の保持係数を示し,他の化合物の4.4倍以上であり,IAを機能性モノマとして利用する分子刷込により,ニコチン認識サイトがMIPs内に形成されたことを示唆する。(翻訳著者抄録)
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各種物理的手法  ,  液体クロマトグラフィー 
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