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J-GLOBAL ID:201702247935769745   整理番号:17A0658551

Alysiatoxinの単純類似体である抗増殖性10-methyl-aplog-1側鎖からフェノール性水酸基と芳香族性を除くことで腫瘍促進性および炎症誘発性作用が強くなる

Loss of the Phenolic Hydroxyl Group and Aromaticity from the Side Chain of Anti-Proliferative 10-Methyl-aplog-1, a Simplified Analog of Aplysiatoxin, Enhances Its Tumor-Promoting and Proinflammatory Activities
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資料名:
巻: 22  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年04月 
JST資料番号: U7014A  ISSN: 1420-3049  CODEN: MOLEFW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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Aplysiatoxin(ATX)は強力な腫瘍促進活性を有するプロテインキナーゼC(PKC)活性化因子である。対照的に,ATX類似体の単純化である10-methyl-aplog-1は有意な腫瘍促進および炎症促進活性なしにいくつかの癌細胞株に対して抗増殖性があった。10-methyl-aplog-1の生物学的活性に対するフェノール基の効果を決定するために,フェノール性ヒドロキシル基あるいは芳香族環を欠いている新規誘導体を合成した。フェノール性ヒドロキシル基を除いた新規誘導体は,10-methyl-aplog-1のように,いくつかの癌細胞株に対して強力な抗増殖活性を示したが,腫瘍促進性および炎症性活性はほとんどなかった。対照的に,芳香族環を除いた新規誘導体は弱い増殖阻害活性を示し,炎症および腫瘍形成を促進した。成長阻害およびアポトーシスに関与するPKCδに対する芳香族環を除いた新規誘導体の結合親和性は10-methyl-aplog-1およびフェノール性ヒドロキシル基を除いた新規誘導体のものより数倍低かったが,側鎖とPKCδ-C1BドメインにおけるMet-239あるいはPro-241間における水素結合およびCH /π相互作用がないためだと思われる。これら結果は芳香族環とフェノール性水酸基が10-methyl-aplog-1の炎症誘発活性および腫瘍促進活性を抑制できるためであり,少なくとも10-methyl-aplog-1の側鎖の芳香族環が増殖活性および少ない副作用を持つ抗癌剤の開発に不可欠である。結合親和性において,HEK293細胞の原形質膜および核周囲領域へのPKCδ-GFP転位誘導に必要とされる芳香族環を除いた新規誘導体の濃度は10-methyl-aplog-1およびフェノール性ヒドロキシル基を除いた新規誘導体より高かった。しかし,これら化合物によって誘導されるPKCδ-GFPの転座プロフィールは類似していた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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抗腫よう薬の基礎研究  ,  薬物の構造活性相関 
物質索引 (4件):
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