文献
J-GLOBAL ID:201702268385225379   整理番号:17A0287805

皮膚からの送達のためのクロベタソールプロピオナートを負荷したレシチン-キトサンナノ粒子のin vivoでの評価

In Vivo Assessment of Clobetasol Propionate-Loaded Lecithin-Chitosan Nanoparticles for Skin Delivery
著者 (8件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
この研究の目的は,経皮投与のためのキトサンゲルに取り込ませたクロベタソールプロピオナート(CP)を負荷したレシチン-キトサンナノ粒子(CP0.005%)のin vivoでの抗炎症作用と認容性を評価することである。比較として,市販のクリーム(CP 0.05%w/w)とデオキシコール酸ナトリウムゲル(CP 0.05%w/w)も評価した。レシチン-キトサンナノ粒子は,CPを含む大豆レシチンのアルコール溶液をキトサン水溶液に直接注入することにより自己集合によって作製した。得られたナノ粒子は250nm前後の大きさで分布は狭く,陽電荷ポリマー層で与えられる正の表面電荷を持っていた。ナノ粒子の懸濁液をキトサンゲルに負荷し,最終的に0.005%のCP濃度とした。抗炎症活性は,Wistarラットでのカラゲニン足浮腫を用いて評価した。角質層のバリア機能に対する製剤の影響は,経皮水分損失(TEWL)によって測定し,組織学的解析は,可能性のある形態変化を評価するために行った。結果は,ゲルに閉じ込めたナノ粒子の製剤が,CP含量が10分の1であるにもかかわらず,他の製剤に比べて高い浮腫抑制を示した。TEWL測定は,すべての製剤が皮膚のバリア機能に対する障害を示さないことを明らかにした。ラットの腹部皮膚の組織学的解析から,この製剤の投与後に組織の形態変化や細胞浸潤は見られないことが分かった。まとめると,これらの結果は,薬物キャリアとしてのキトサンゲル中のレシチン-キトサンナノ粒子は,デオキシコール酸ナトリウムゲルや市販のCPクリーム製剤と比べて,有意にリスク-利益比を改善することを示している。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
外皮作用薬の基礎研究  ,  消炎薬の基礎研究  ,  製剤一般 

前のページに戻る