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J-GLOBAL ID:201702279028919613   整理番号:17A0758308

MYB12とMYB22は赤果肉リンゴ(Malus sieversii.niedzwetzkyana)におけるプロアントシアニジンおよびフラボノール合成において重要な役割を果たす【Powered by NICT】

MYB12 and MYB22 play essential roles in proanthocyanidin and flavonol synthesis in red-fleshed apple (Malus sieversii f. niedzwetzkyana)
著者 (19件):
資料名:
巻: 90  号:ページ: 276-292  発行年: 2017年 
JST資料番号: A1374A  ISSN: 0960-7412  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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フラボノイドは,植物二次代謝の主要ポリフェノール化合物である。野生赤色果肉リンゴ(Malus sieversii.niedzwetzkyana)を栽培リンゴよりもはるかに高いフラボノイド含量のため,優れた資源である。本研究では,R6R6,R6R1とR1R1遺伝子型は,M.sieversii.niedzwetzkyanaのF_1分離集団で同定した。フラボノイド組成と含有量の有意差は,超高速液体クロマトグラフィー/4重極飛行時間型質量分析による三種類の遺伝子型間で検出された。さらに,R2R3-MYB転写因子をコードする二種類のフラボノイド関連遺伝子,MYB12とMYB22と命名した,をクローン化し,特性化した。MYB12とMYB22の発現パターンは,ロイコアントシアニジンレダクターゼとフラボノールシンターゼのそれと直接相関した。フラボノイド生合成におけるそれらの役割はArabidopsisにおけるリンゴカルスと異所性発現における過剰発現により同定した。アラビドプシスのTT2変異体におけるMYB12発現はそのプロアントシアニジン欠損表現型を補完した。同様に,Arabidopsis三重変異体におけるMYB22発現はそのフラボノール欠損表現型を補完した。MYB12はbHLH3とbHLH33と相互作用し,プロアントシアニジン合成において重要な役割を果たした。MYB22はフラボノールシンターゼプロモーターと直接結合によるフラボノール経路を活性化することが分かった。著者らの知見は,フラボノイド合成に関する貴重な視点を提供し,高いフラボノイド含量と育種エリート機能リンゴの基礎を提供する。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物の生化学  ,  遺伝子発現 

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