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J-GLOBAL ID：201702280963453077   整理番号：17A0651960

多孔質ポリマー膜の製作のためのシミュレーション技術の開発

Development of Simulation Technology for Production of Porous Polymeric Membranes

著者 (6件)： NADA Hironori (Asahi Kasei Corp., Kawasaki, JPN) ,  KUDO Masakazu (Asahi Kasei Corp., Kawasaki, JPN) ,  TAKAHASHI Junichi (Asahi Kasei Corp., Kawasaki, JPN) ,  YAMAMOTO Toshiharu (Asahi Kasei Corp., Kawasaki, JPN) ,  HARA Hideyuki (Keio Univ., Yokohama, JPN) ,  SHIZAWA Kazuyuki (Keio Univ., Yokohama, JPN)
資料名： Key Engineering Materials  (Key Engineering Materials)
巻： 725  ページ： 261-266  発行年： 2017年 
JST資料番号： D0744C  ISSN： 1013-9826  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 多孔質ポリマー膜はイオン交換膜や電池のセパレーターなどに利用される。引き伸ばし法(extension method)はこの種の膜の製作のための安価な工程の一つであるが,工程の適切な安定条件は明らかでない。そこでこの種の多孔質膜の生産性の向上を目途として膜の製作のためのシミュレーション技術を開発した。すなわち実際の条件と同じ条件で引っ張り試験を行ない,その各段階で異なった引き伸ばし比の3つの試料を入手した。これらの試料のSEM観察を行ない,製造工程でのミクロ細孔構造の変化を明らかにした。次いで観察結果を再現するシミュレーションモデルを開発した。ミクロ細孔の形成に関する数値的な結果は実験での結晶質ポリマーのミクロ細孔構造の発生と成長の状況と良く一致した。計算で得られた名目的な応力-歪み曲線は実験のものと整合した。今回の方法は多孔質ポリマー膜の製作工程の望ましい条件の決定に利用できると考えられる。

シソーラス用語： *高分子膜 ,  走査電子顕微鏡 ,  有限要素法 ,  近似法 ,  仮想仕事 ,  均質化 ,  構造解析 ,  数値解析 ,  多孔質体 ,  高分子 ,  イオン交換膜 ,  電池 ,  隔離板 ,  シミュレーション ,  引張試験 ,  細孔 ,  応力歪曲線 ,  構成方程式 ,  生産性向上 ,  電子顕微鏡観察 ,  結晶性高分子
準シソーラス用語： セパレータ【電池】 ,  均質化法 ,  多孔質重合体

分類 (1件)： 高分子固体のその他の性質  (CG02025L)

タイトルに関連する用語 (5件)： 多孔質 ,  ポリマー膜 ,  製作 ,  シミュレーション ,  開発