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J-GLOBAL ID:201702298241509927   整理番号:17A0080190

歯科用ガラスセラミックスを形成するフルオロアパタイト(Ca5(PO4)3F)と二ケイ酸リチウム(Li2Si2O5)成分の構造安定性,機械的と光学的特性の比較研究:第一原理研究

A Comparative Study of Structural Stability and Mechanical and Optical Properties of Fluorapatite (Ca5(PO4)3F) and Lithium Disilicate (Li2Si2O5) Components Forming Dental Glass-Ceramics: First Principles Study
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巻: 45  号: 10  ページ: 5082-5095  発行年: 2016年10月 
JST資料番号: D0277B  ISSN: 0361-5235  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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本稿の目的は,一般化勾配近似(GGA)内の密度汎関数理論(DFT)に基づく第一原理擬ポテンシャル法を用いて,フルオロアパタイト(FA)(Ca5(PO4)3F)と二ケイ酸リチウム(LD)(Li2Si2O5)の構造安定性,機械的と光学的特性の比較研究である。フルオロアパタイトと二ケイ酸リチウム化合物の安定性を,それらの生成エンタルピーに基づいて評価した。結果は,フルオロアパタイトが二ケイ酸リチウムよりもエネルギー的に安定であることを示した。フルオロアパタイト化合物について,体積弾性率(B),剪断弾性率(G),Young率(E),Poisson比(ν),Vickers硬度(Hv)などの独立した弾性定数と,関連する機械的特性を計算し,他の理論的,実験的結果と比較した。得られた剪断弾性率,Young率,Vickers硬度の値は,二ケイ酸リチウム化合物のそれよりも小さく,このことは二ケイ酸リチウムがフルオロアパタイトよりも硬いことを意味した。B/G比とPoisson比を用いて,脆性と延性特性についても検討した。複素誘電関数ε(ω)の計算から,屈折率n(ω),吸光係数k(ω),吸収係数α(ω),光反射率R(ω)などの光学特性を求め,両化合物の電子構造の基礎を説明した。計算した静電誘電率ε1(0)と静的屈折率n(0)は,Li2Si2O5化合物がCa5(PO4)3F化合物に比べて大きな値を有することを示した。吸光係数の結果は,Li2Si2O5化合物がはるかに強い紫外線吸収を呈することを示した。吸収スペクトルと反射スペクトルにより,著者らは両化合物が理論的には可視光と赤外線の透明材料として最も優れていると推測した。Copyright 2016 The Minerals, Metals & Materials Society Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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歯科材料 

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