文献

J-GLOBAL ID：200902294630194364   整理番号：08A0679256

Staphylococcus aureusファージφMR11の尾部関連構造蛋白質gp61には二機能性の溶解活性がある

Tail-associated structural protein gp61 of Staphylococcus aureus phage φMR11 has bifunctional lytic activity

著者 (8件)： RASHEL Mohammad (Kochi Medical School, Kochi, JPN) ,  UCHIYAMA Jumpei (Kochi Medical School, Kochi, JPN) ,  TAKEMURA Iyo (Kochi Medical School, Kochi, JPN) ,  HOSHIBA Hiroshi (Kochi Medical School, Kochi, JPN) ,  UJIHARA Takako (Kochi Univ., Kochi, JPN) ,  TAKATSUJI Hiroyoshi (Kochi Univ., Kochi, JPN) ,  HONKE Koichi (Kochi Medical School, Kochi, JPN) ,  MATSUZAKI Shigenobu (Kochi Medical School, Kochi, JPN)
資料名： FEMS Microbiology Letters  (FEMS Microbiology Letters)
巻： 284  号： 1  ページ： 9-16  発行年： 2008年07月 
JST資料番号： E0002C  ISSN： 0378-1097  CODEN： FMLED7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,ファージφMR11の構造部品について示した。遺伝子61の産物(gp61)は,N-末端領域にCHAP(システイン,ヒスチジン依存性アミドヒドラーゼ/ペプチダーゼ,アミダーゼ機能に対応する)ドメイン,C-末端領域にリゾチームサブファミリー2(LYZ2)ドメインを持っていた。これらの両ドメインは,Staphylococcus aureusに向けて溶解作用を示した。この蛋白質はファージ尾部の末端に位置し,外からの溶菌に関与する可能性がある。筆者の知る限り,二機能性(アミダーゼとリゾチーム)溶解活性を持つ蛋白質の最初の報告であり,ファージの構造成分である。

シソーラス用語： 溶菌 ,  溶菌酵素 ,  黄色ブドウ球菌 ,  バクテリオファージ ,  遺伝子 ,  *ウイルスタンパク質 ,  アミノ酸配列 ,  電子顕微鏡観察 ,  アミダーゼ ,  リゾチーム ,  微生物 ,  ミクロコッカス科
準シソーラス用語： 61遺伝子 ,  *gp61 ,  φMR11ファージ

分類 (2件)： 生物学的機能  (EB03040U) ,  ウイルスの生化学  (EG04030F)

タイトルに関連する用語 (6件)： Staphylococcus ,  ファージ ,  尾部 ,  構造蛋白質 ,  溶解 ,  活性