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J-GLOBAL ID：201302231132843011   整理番号：13A0633252

ロケットエンジン用リサーキュレーションポンプの試作と基礎的な試験について

著者 (4件)： 渡邉光男 (宇宙航空研究開発機構) ,  橋本知之 (宇宙航空研究開発機構 宇宙輸送系推進技術研究開発セ) ,  杵淵紀世志 (宇宙航空研究開発機構 宇宙輸送系システム技術研究開発セ) ,  杉田栄一郎 (ダイナックス)
資料名： ターボ機械  (Turbomachinery)
巻： 41  号： 4  ページ： 193-200  発行年： 2013年04月10日 
JST資料番号： S0391B  ISSN： 0385-8839  CODEN： TKAICZ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： これまで液体状態で外部へ放出されてきた予冷後の全ての推進薬を,ロケットエンジン用リサーキュレーションポンプ利用により,タンクへ戻すことが可能であり,この方法は,再利用により,必要推進薬節減に有効な手段となる。本報告では,リサーキュレーションポンプを試作し,LTP(上段用液体酸素ターボポンプ)を,予冷時の高温推進薬のタンク内拡散,高温湯たまりの吸い込まれ作動に対する影響,等について問題点の有無,影響度等を,ポンプとタンク両方の組合せ総合可視化試験により調査した。今回試作のポンプでは,極低温流体(LN₂)の代って水を使い,ポンプ基本性能およびポンプ可視化の予備試験を行なった。次いで,次ステップに進むための基礎データ取得をLN₂を用いて行なった。予備試験ではリサーキュレーションポンプ特性と気相抽出機構の可能性について確認できた。次の課題は,ガス注入による二相流の作成,二相混合率の測定,低温時のシール性能,モータ,軸受からの入熱量低減,低コスト化のための市販低温用軸受の利用試行,等である。

シソーラス用語： *ロケットエンジン ,  *用途別ポンプ ,  流体流 ,  推薬 ,  ターボ形ポンプ ,  再循環流 ,  *循環ポンプ ,  *内燃機関 ,  *熱機関
準シソーラス用語： ターボポンプ ,  推進薬

分類 (2件)： ロケットエンジン  (PB02050J) ,  ポンプ,各種揚水装置  (QD05030P)

引用文献 (9件)：

• NASA. SATURN V FLIGHT MANUAL SA 507. 1969
• LACOVIC, Raymond F. MANAGEMENT OF CRYOGENIC PROPELLANTS IN A FULL-SCALE ORBITING SPACE VEHICLE. 1968
• ZEGLER, Frank. An Integrated Vehicle Propulsion and Power System for Long Duration Cryogenic Spaceflight. AIAA SPACE 2011 Conference & Exposition, Long Beach, California, 9. 2011
• Barber Nichols 社. Barber Nichols 社, ホームページ. http://www.barber-nichols.com/products/pumps
• XCOR社. XCOR社, ホームページ. http://www.xcor.com/images/pumps/3cyl_MG_3042-01-w-logo.jpg

タイトルに関連する用語 (5件)： ロケットエンジン ,  リサーキュレーション ,  試作 ,  基礎 ,  試験