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J-GLOBAL ID：201702287191064318   整理番号：17A0279582

X線自由電子レーザーを目指したレーザー航跡場加速研究の現状

Status of Laser Wakefield Acceleration Research Aiming for X-ray Free Electron Laser

著者 (6件)： 細貝知直 (大阪大 光科セ) ,  細貝知直 (大阪大 大学院工学研究科) ,  大塚崇光 (大阪大 光科セ) ,  兒玉了祐 (大阪大 光科セ) ,  兒玉了祐 (大阪大 大学院工学研究科) ,  兒玉了祐 (大阪大 レーザーエネルギー学研究セ)
資料名： レーザー研究  (レーザー学会誌)
巻： 45  号： 2  ページ： 71-76  発行年： 2017年02月20日 
JST資料番号： X0335A  ISSN： 0387-0200  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： GeV級の高エネルギー加速器の小型化の1つの方法として,レーザー航跡場加速(LWFA)法がある。超短パルスレーザの伝搬に伴って励起される電子プラズマ波を利用した粒子加速法である。この電子プラズマ波により,10GeV級電子加速器部を数メートルの卓上サイズにまで小型化できる。これにX線自由電子レーザを利用する開発競争が始まっている。本論文では,GeV級ステージングレーザー航跡場加速研究の現状を述べ,理化学研究所で構築を進めているレーザー航跡場加速プラットホームの開発状況を紹介した。電子入射用レーザー航跡場や追加速用レーザー航跡場での加速の開発を述べ,プラットホームの概念設計を説明した。レーザー航跡場加速研究では,GeV級の加速や準単色電子の発生など原理実証が既に為され,現在は加速器実現に向かう過渡期にある。電子ビームの位置安定性が従来加速器並みに向上した。

シソーラス用語： *X線自由電子レーザ ,  *レーザプラズマ ,  *放射場 ,  *加速 ,  加速器 ,  パルスレーザ ,  Langmuir波 ,  研究所 ,  電子ビーム ,  概念設計 ,  可制御性 ,  短パルスレーザ ,  電子加速 ,  粒子加速 ,  *プラズマ
準シソーラス用語： *レーザー加速 ,  *レーザ航跡場 ,  理化学研究所

分類 (2件)： その他のレーザ  (BD04090H) ,  プラズマ中の電磁波  (BJ02032F)

引用文献 (30件)：

• 矢橋牧名,富樫格,永園充,田中均,石川哲也:レーザー研究37(2009)879.
• 矢橋牧名:レーザー研究40(2012)675.
• 石川哲也:光学43(2014)406.
• 山本樹:レーザー研究45(2017)82
• T. Tajima and J. M. Dawson: Phys. Rev. Lett. 43 (1979) 267.

タイトルに関連する用語 (5件)： X線自由電子レーザー ,  レーザー航跡場 ,  加速 ,  研究 ,  現状