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J-GLOBAL ID：201902255504979580   整理番号：19A0615273

初期融液生成時の酸化鉄の還元速度

Reduction Rate of Iron Oxides on the Initial Melt Formation Stage

著者 (5件)： 加藤謙吾 (大阪大学 大学院工学研究科 マテリアル生産科学専攻) ,  小西宏和 (大阪大学 大学院工学研究科 マテリアル生産科学専攻) ,  小野英樹 (富山大学 大学院理工学研究部) ,  川端弘俊 (大阪大学 大学院工学研究科 マテリアル生産科学専攻) ,  小泉雄一郎 (大阪大学 大学院工学研究科 マテリアル生産科学専攻)
資料名： 実験力学  (JSEM)
巻： 18  号： 4  ページ： 273-277(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： L4590A  ISSN： 1346-4930  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大量のCO₂放出により,高炉からのCO₂放出を低減する必要がある。初期溶融生成時における酸化鉄の高い還元性は,CO₂放出を低減するために必要である。焼結酸化鉄ペレットの還元挙動と速度に及ぼす融液の影響を推定するために,1000°Cから1200°Cへの昇温還元と1200°Cでの等温還元を行った。Fe₂O₃,CaO,SiO₂およびAl₂O₃で試料を構成した。還元速度に及ぼす組成の影響を観察するために,(質量%CaO)/(質量%SiO₂)(C/S)が異なる3種類の試料を調製した。試料の還元速度はFactSageで計算した初期融液生成温度を超えて遅滞した。試料内部の微細構造に及ぼす融液形成の影響をSEMにより観察し,気孔率を画像解析法により推定した。C/Sの増加と共に融液量は増加し,還元速度は減少した。ここで定義した気孔閉塞率はC/Sの減少と共に増加し,総括還元速度は気孔閉塞率の増加と共に直線的に低下した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *製銑 ,  実験 ,  *酸化鉄 ,  *反応速度 ,  還元 ,  *高炉 ,  化学組成 ,  TPR【触媒】 ,  融液成長 ,  ペレット ,  微細構造 ,  走査電子顕微鏡 ,  電子顕微鏡観察 ,  還元速度 ,  気孔閉鎖 ,  走査電子顕微鏡法
準シソーラス用語： 昇温還元 ,  等温還元 ,  走査電子顕微鏡観察

著者キーワード (10件)： 製鉄 ,  高炉 ,  酸化鉄 ,  還元率 ,  メルト形成 ,  製鉄 ,  高炉 ,  酸化鉄 ,  還元率 ,  メルト形成

分類 (1件)： 製銑  (WD01050P)

引用文献 (9件)：

• 1) Ministry of Foreign Affairs of Japan, homepage: https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_002311.html.
• 2) Ministry of Environment, Japan: National Greenhouse Gas Inventory Report of Japan 2017 (2017), 49, 212.
• 3) Ariyama, T., Murai, R., Ishii, J. and Sato, M.: Reduction of CO₂ emissions from integrated steel works and its subject for a future study, ISIJ Int., 45(2005), 1371-1378.
• 4) Ueda, S., Miki, T., Murakami, T., Nogami, H. and Sato, T.: Agenda for low reducing agent operation of blast furnace - reduction and melting phenomena of iron ore -, Tetsu-to-Hagané, 99(2013), 1-11.
• 5) Konishi, H., Kawabata, H., Ono, H. and Takeuchi, E.: Reduction behavior of iron ore agglomerates of FeO-CaO-SiO2-Al₂O₃ and influence of Al₂O₃, Advanced Experimental Mechanics, 1(2016), 251-255.

タイトルに関連する用語 (4件)： 初期 ,  融液 ,  酸化鉄 ,  還元速度